オペラはもちろん、ミュージカル、ポップスの歌のうまい人の伴奏をしていていつも思うのは声の魅力にはかなわないなあということ。楽器を弾く手を止めてずっと聴いていたいと思うこともしばしばです。
学生の頃から歌が好きで、よくリートのリサイタルなど言葉もわからないのにヴァイオリンのコンサートよりも足繁く通っていました。ポップスにも素晴らしい歌手がいるのを知ったのは仕事を始めてからのことで、それからいろんなジャンルの好きな歌を探す楽しみが増えました。
考えてみれば、ベートーヴェン、ブラームスに代表される交響曲等の、いわゆるクラシック音楽(4つも楽章があり、30分も40分も続く曲)はあらゆる世界、時代の音楽の中でも非常に限定された特異な音楽なのですね。
それはともかく、好きな歌を聴いていると非常に満たされます。楽器より音域なんかはぜんぜん狭いのに不思議ですね。
お気に入りの声。亡くなった人が多いですが。キューバのElena Burkeはテレビで見て衝撃のうまさ。浅川マキの声には安らぎをおぼえます。
sumida