前回MT4の時間はサーバー時間で表示され、それは業者によって異なり、主なものはGMT+2と書きました。(日本はGMT+9)

 

今回は、そもそもこのGMTというのは何だろうという話です。

 

GMTはグリニッジ平均時(=Greenwich Mean Time)の意味で、これはイギリスのロンドンにあるグリニッジ天文台が緯度0度にあり、ここを基準にタイムゾーンを決定しているらしいです。だからイギリス時間はGMT+0となっているのですね。

 

ただ、夏時間では1時間ずれるので、年中イギリス時間=GMTとはならないみたいですけどね。

 

それと似たものに協定世界時というUTC( =Universal Time, Coordinated) というものがあるようです。WindowsなどでもUTC+9などと記載されていますね。

 

GMT=UTCと言ってもいいらしいですが、UTCはセシウム原子時計を基準にしているようで、GMTでは計測できない微妙なズレをさらに修正しているらしいです。(100年で18秒とか!うるう秒というらしいです)

 

ただ、これは1970年代にはすでにGMTに変わってUTCが採用されているようなので、私にとってもUTCの方が馴染みがあるはずなのですが、なぜかGMTの方を覚えているのですよね。それぐらい今でも目にすることが多かったのでしょうかね?ちょっと謎です。

 

ちなみに日本時間は日本標準時であるJST(=Japan Standard Time)として表示されますね。

 

でも日本ってアメリカみたいに同じ国なのに地域によってタイムゾーンが異なるわけでもなく、どこでも時間は一緒です。なのになぜ「標準」って付いてるのか疑問なのですが、これは特に意味はなさそうです。まあ基準に使う時間、みたいな意味ですかね。


でも、明治の頃は日本でも中央標準時と西部標準時などがあり、宮古島あたりから台湾までの西側は中央よりも−1時間 (=GMT+8)だったようです。今ではちょっと考えづらいですが、同じ日本でも時差があった、というそんな歴史もあったようです。

 

さらにパラオやサイパンといった南洋諸島などを日本が統治していた頃は、南洋群島西部標準時などといったものもあったそうです。トラック諸島などは日本時間よりも+2時間だったようです。

 

とまあ、時間にも色々と歴史があるようで興味深いですね。色々と勉強になります。

 

私はこれからはがんばってUTCの表記になれるようにしたいと思います!

 

でも、今度ロンドンに行った際にはグリニッジ天文台を訪問して「ここからGMTは始まったのかー」と言ってみたいですね。

 

うーん、やっぱりGMTがいいですね(^^)