先日、自身で使用しているMacBookProに関して書きましたが(こちら)、実はこれが今年になって壊れました。
さかのぼること数ヶ月前。
普段自宅では外付けモニタに接続して使用しているのは以前書いた通りですが、その時は海外にいたため本体のみで使用していました。こういう時に「15インチにしておいてよかったな」と思ったりしますよね。(重たいですが...)
ある日、MacBookProの底面がガタガタすることに気が付きました。本体のキーボード打っていると底面が机に当たってガタガタ音がする感じです。机が歪んでいるのかな?と最初は思っていたのですが、他のものを置くとピタっとしていたので机は真っ直ぐのようです。
もしかしてMacBookPro本体が歪んでいるのかも??と思いましたが、でも見た限り特にわかりませんでしたので、気にせず使用していました。
するとある日Safariが立ち上がらなくなり、その後メールも立ち上がらなくなり、本体が異常に熱くなり、変なプロセスが何度も起動したりしてどうにも使い物にならなくなりました。
最初は変なウイルスにでも感染したのかと思い、macOSの再インストールをしようしたのですが、そもそも正常にMac自体が起動しなくなりました。セーフモードもだめですし、ブートオプションでリカバリしようとしても、画面は真っ暗で謎の変な音が出るぐらいで何も出来ない状態です。
ボイスオーバーとかいう音声案内がなぜかオンになっていたらしいのですが、真っ暗の画面からSiriみたいなコンピューターの声だけが聞こえるのはとても不気味でした…。何かに乗っ取られたような気分になりますね。
ここまで来て、ようやくハードがおかしいのかも、と思いました。
しかしここは海外。修理を出すにも店調べたり、言葉の壁やら、滞在中に修理が終わるかどうか、色々と不安もあります。(というかとにかく海外は面倒です!)
その時滞在していたのはシンガポール。
まずはAppleストアをチェック。しかしアポを取れるのが5日後ぐらいで、そこまで待ちたくありません。シンガポールは持ち込み修理のみ対応のようで、日本のようにAppleにとりあえず送ってみてもらう、という引取修理には対応してないようです。
日本の場合、梱包なども不要で、宅配業者に本体をそのまま渡せば箱に詰めて送ってくれるんですよね。こういうサービスは本当素晴らしいです。海外にいると日本の素晴らしさを改めて実感します。(その分お客が偉そうになるのでサービス業者は大変そうだけど)
仕方なくAppleストアはあきらめて、Apple Premium ResellerというAppleの正式販売店を調べてみました。その内1つはすぐにアポが取れたので、さっそく本体を持ち込んで見てもらいました。
と言っても、単にその時は預けただけで、詳細のチェックは48時間以内にとのことでした。そして待つこと2日間。連絡は来ません(怒)
仕方なく電話で問い合わせ。海外はこういうやりとりで消耗して行くんですよね、英語ですしね…。向こういわくメールは送ったとのことで、結局私の迷惑メールに入っていた、というオチでしたが。(すいません)
その結果、やはりあのガタガタは、バッテリー膨張により底面が歪んでいたようです。確かに2015年〜2017年のMacBookProはバッテリーのリコール問題がありました。
15 インチ MacBook Pro バッテリー自主回収プログラム
でも私のは2018年のものなので対象外だったんですけどね。しかし運悪くそんなバッテリーに当たってしまったようです。まだ1年ぐらいしか使ってないんですけど。(というかバッテリー問題多すぎじゃないです!?)
そして、このバッテリー膨張により、メイン基板であるロジックボードが圧迫されたとかなんとかで、ロジックボード自体も故障していました。これのせいでOS自体も起動できなかったんですね。
ということで、ロジックボード自体の交換修理が必要となってしまいました。これってかなり重症です。ということは、修理代金も結構な金額になるんじゃないかと恐る恐る見積もりを開くと、、、
1200シンガポールドル(=約10万)!!!
修理業者側も気の毒に思ったのか、色々と調べてくれたのですが、購入日からちょうどめでたく1年過ぎたところだったので、無償修理ができる保証期間外でした。
Appleケアは入ってないのか聞かれたのですが、入ってませんでした。iPhoneは入ってるのですがMacは考えもしませんでした。そんな簡単に壊れるとは思いもしませんでしたしね。。
ただ、なぜかバッテリー代金は無料でした。バッテリー自体に問題があったようです。おそらくこういうのがあちこちで起き出すと、大きくなってリコール騒ぎになるのでしょうね。
でも、このバッテリー膨張によってロジックボードが圧迫されたのだとしたら、そっちもタダにしてくれないの??って思うのですが、この修理業者はAppleではないので言ってもどうしようもない状態です。
もしかしてAppleストアに直接持って言ってたら可能性あったのかも??と思いましたが、ここまでですでに何日も経っていて、早いところ修理してほしかったので、もうあきらめて修理を依頼しました。
修理依頼をして支払いを終えてから実際の修理作業に着手するようで、まずはパーツをAppleから取り寄せるとのこと。5日以内には終わるとのことでした。
しかしその後連絡が来て、Appleシンガポール自体にこのマザーボードの在庫がないようで、海外からの取り寄せになるのでそこからさらに1週間かかるとのこと。
結局、預けてから手元に戻ってくるまで3週間近くかかりました。本当海外で故障すると悲惨ですね。。。
その間、パソコンがなくとても不便な思いを、、、
という経験は実はせずに済みました。もう一台のあの小型軽量のお気に入りMacBookもたまたま持ってきていたんです!生産終了となってよりお気に入りとなったこのMacBookですが、この件でさらに愛着がわきました。(本当助かった)
今回の教訓は「MacBookを買ったらApple Careも必ず購入する!」ですね。むしろ毎年買い換えるiPhoneは購入しなくてもいいけど、Macこそ必要ですね。Macは数年に一度しか買わないですしね。
あとデータのバックアップもこまめに必要ですね。これも色々と大変でしが、それはまた次の機会にでも!
しかし、そもそもなんで海外にいるタイミングで壊れるかなぁ…。