火星の逆行の振り返りと、クィンカンクスについて | 占星術家しゅんじ「宙の色(そらのいろ)」

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「宙」という文字には「永遠の時間」という意味があります。
時は無色透明ではなく、無限の彩りに満ちた物語のような連なりです。
西洋占星術を通して、時に込められたメッセージを読み解きます。

こんにちは。
占星術家の竹内俊二です。

金星の逆行のことを書いていたら、途中から火星逆行のことを書き始め、分量が増えてきたのでそちらをメインにしました。

 

 

 

今年は火星が逆行していました

 

6/27〜8/28まで火星が逆行していましたが、同時期に火星は地球に接近していました。今もまだ肉眼で非常に明るい火星が見えます。天文のニュースで「火星大接近」として取り上げられていました。
 
 太陽系の配置でみると、接近の様子が分かりやすいです。

 

 

火星はその名の通り熱く燃える天体なので、「火星の接近」→「猛暑」は、非常に興味深い、そのまんま過ぎる "偶然の一致" です。空の上の天体配置(象徴的)と、地上の出来事(具体的)は、常にリンクしています。

接近して強まった火星が、実生活の中でどのように具体化されるか、どう感じるかは個人個人で違います。

以下に僕の場合の出来事をまとめてみました。

 

 

 

火星が逆行中のできごと

 

水瓶座の初期の辺りに火星が長期滞在しました。
それが、僕のホロスコープにおいては、
出生図の月(牡牛座、1ハウス)にスクエア
出生図の太陽(射手座、8ハウス)にセクスタイル

という形でしばらく続く形になりました。
火星は11ハウスです。

 

 

この近辺では出張や移動が多くて出費がすごかったです。

6/3   … 東京
6/18〜19 … 仙台
6/27〜28 … 大阪
7/5     … 愛知、四日市
7/7〜8  … 広島 ←豪雨のため中止
7/16〜19 … 福井
7/20   … 東京
7/29〜31 … 兵庫


移動以外にも、出張先でケガしたり(5/23)、毎朝まちこさんのアートと一緒に今日のホロスコープを解説しはじめたり(6/25)、レンタルオフィスを借りたり(7/25)しました。それらはすべて僕にとっては、火星が関係したできごとです。

財布やジュエリーなどの高価なものを、そんなに考え込まずにポンと買ったりもしました。スピーディーなのは火星。

ケガや災害で、急遽予定変更しなくてはいけなくなった、というイレギュラー対応は、「逆行」の意味合いだったように思います。

 

 

 

他の方(月が蠍座、太陽が牡羊座)の例

 

月が蠍座、太陽が牡羊座という方とお話する機会がありました。

この場合は、水瓶座の火星が
出生図の月とスクエア
出生図の太陽とセクスタイル

という形になります。
 

 

その方にインタビューしたら、「ラインのグループにたくさん入ったり自分で作ったりもして、知り合いがめっちゃ増えました」と言っていました。
 

蠍座の月は、少数の信頼できる人とだけ、深く長く関わりたい。せっかく関係ができあがった所で、突然フラッといなくなられると寂しすぎるので、「この人は月のテリトリーに招いていいかな、どうかな」と事前に見極めます。なので基本は扉が閉まっていて、中には様子はわかりません。

しかし、水瓶座の火星はその扉を開けて、外の風、外部の人をどんどん送り込みます。落ち着かないけれども、人や情報の流通は活発になります。

牡羊座の太陽は、それを歓迎していたことになります。チャレンジを助けてくれる仲間が増えた、情報が手に入ったと牡羊座は感じます。

 

 

 

 

太陽と月のクィンカンクスについて考えた

 

僕の出生図では月と太陽がクインカンクスのアスペクトを作っています。まるで違う2つの天体を、後天的な練習や訓練によって結びつけていく、改造する、などを表すアスペクトです。

火星が水瓶座に長期間とどまったことで、このアスペクトについてあれこれ考えるきっかけになりました。

 

牡牛座の月は「土」、水瓶座の火星は「風」。風は固まっていた土をバラバラに分散させます。

牡牛座の月は個人的に所有するサインだとすると、そこに対する水瓶座の火星のスクエアは、それをみんなに配る、シェアすることを急かす、抱え込んでいたものを手放させます。それは月にとっては体力的、金銭的に無理がかかります。しんどい、落ち着かないことです。自分の時間と労力を使い、毎朝ブログ更新するなどもこれです。


しかし、水瓶座の火星は射手座の太陽に対してセクスタイルなので支援します。射手座の太陽としては、歓迎すべき追い風、燃えるやる気です。


牡牛座の月としては「出費が多すぎる、残高がヤバイ……」と思いつつ、射手座の太陽としては「この流れを止めてはいけない、ここで守りに入ってしまったら今までの苦労が台無し」と思っていました。

 

 

ホロスコープは複雑な現状の構造を、ビジュアル的に見事に表現している、素晴らしいツールだと思います。

 


 

出生図のクィンカンクスは、トランジットが引き金になってはじめて表面化するのでは

 

クィンカンクスは、このように時期によって片方に無理がかかって(スクエア)、同時にもう片方が応援(セクスタイル)されます。この場合は月の方は変化や妥協を強いられ、太陽に歩み寄ってすり合わせる時だったわけです。

このようにして、クィンカンクスの意味は表面化するのか〜〜!と思いました。


正直、クインカンクスは観察していてわかりにくいアスペクトだと感じます。例えば、出生図の個人天体に、トランジットの天体がクィンカンクスを作ったとしても「これがクィンカンクス的なできごとかーー!!」と思えることが、なかなかありません。

出生図のクィンカンクスは上記のようなトランジットの兼ね合いによって表面化するものなのかもしれない、と思いました。

 


 

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