こんばんは。
占星術家の竹内です。
今日は水星の続きです。
「水星 × 12サイン」の後半です。
天秤座〜魚座まで。
天体 × サインの解釈が
当てはまらないのは、
それぞれアスペクトが違うから、
という話について。
◆水星 × 12サイン（後半）
天秤座の水星は、
意地でも自力で答えを導くよりも
「誰を参考にするのがベストか？」
かを考え、
その人（たち）から真剣に話を聴く。
その手掛かりを元にしながら、
誰にも伝わるハッキリ明確な
表現を心がける。
蠍座の水星は、
興味の照準を固定したら
完璧に納得するまでは
それを離さない。
持続する集中力と洞察力。
薄っぺらいものには
価値を感じられない。
鍛冶屋のように
知性や技能を鍛えて、
ぎゅっと固く強くしていく。
射手座の水星は、スケールが大きい。
雑多な日常の世界から離れて、
みんなで有意義な議論がしたい。
夢とか生きる意味とかを語り合いたい。
勇気を奮い立たせる言葉。
異なる国の言語。
知的な高みを目指す。
山羊座の水星は、
働き者です。
人から指示される前に、
自分で仕事を作り出し、自ら動く。
自分で決めた事は必ず実行する。
成功したい。結果を出したい。
そのために目指す山頂に向かって
休むことなく歩を進める。
愚直に、意欲的に。
水瓶座の水星は、
身近な世間よりも
かなり広い範囲の情報を
常に取り入れて
同期・最新化している。
Twitterのトレンドのような
Amazonのレビューのような
散らばる最新情報を集約して、
そこから新機軸や
未来的な発想を生み出す。
魚座の水星は
目の前の1つ1つではなく、
ぼんやりと全方位に
アンテナを張っていて
「見えない情報」をキャッチする。
その扱いが上手い。総合力。
創作、芸能、スピリチュアル分野など
それは発揮されることが多い。
とても繊細だったり、
かなり大胆だったり。
◆サインの解釈が
当てはまらない理由
竹内俊二@soranoiro333
占星術で「◯◯の配置は◯◯という意味です」と書くためには、同じ配置を持つ複数の人を比較します。すると、個人の特徴がふるい落とされて、特定の配置の特徴が最大公約数的に浮き彫りになってくる。でも、それを明確な言葉でズバッと表現するには思い切りが必要。そこに解釈する人の個性が混じる。
2018年01月25日 08:16
水星のサイン毎の意味を
考えてみて思ったのは、
かなりの「思い切りが必要」
ということです。
つまり、アスペクトの部分を
バッサリ切り捨てて
最大公約数的に
書かないといけない。
例えば、「玉ねぎ」の味を
説明をするために、
カレーとか、サラダとか、
ハンバーグとか、オニオンリングから
注意深く
玉ねぎの部分だけを取り出して、
【全てに共通する味】を
レポートするようなイメージです。
しかし、ある料理は甘い。
ある料理では辛い。
全然共通しているように見えない。
しかし、たしかに同じ玉ねぎが
含まれている。
この差はどこから来るのかというと、
水星に対するアスペクトです。
（もちろんハウスも。）
個人天体にアスペクトを作る天体は、
その個人天体に対して
補足説明をつけ加えます。
アスペクトを省いてしまうと、
実際の働きと比べて、
どこか不足が出てきます。
例えば、乙女座の水星は、
細かい情報の整理や
秘書的な仕事など
実務面における
機敏な働きをします。
この水星に射手座の海王星が90度
を作っていると、
時々、思考がぼんやりと
アバウトな日があるとか
視点が急に大きく飛躍するとか、
目に見えない情報を
サーチする能力とか
そういう作用も加わってきます。
この組み合わせを持っていた
ある男性は元々は技術者で、
電子顕微鏡を使って
ナノレベルの精密な部品を
作っていたそうです。
「肉眼では見えないもの」＝海王星
こういう出方もあるのか〜！
と思った記憶があります。
お昼はカレーにしました。
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宙の色は soranoiroha
まちこさんの
12星座の切り絵
これは僕の奥さんのまちこさんが
2014年に個展で発表した切り絵です。
僕はサインの意味をあれこれお話して
協力させて頂きました。
決して目にはみえない象徴であるサインが
こうして１つの形になることは素晴らしいです。
各1点づつしかないので、
気になった方はお早めにどうぞ。
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