魚座の新月(金環日蝕)「旅の扉をくぐり、あの時行けなかったその先へ向かう」 | 占星術家しゅんじ「宙の色(そらのいろ)」

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「宙」という文字には「永遠の時間」という意味があります。
時は無色透明ではなく、無限の彩りに満ちた物語のような連なりです。
西洋占星術を通して、時に込められたメッセージを読み解きます。

2/26(日)の23:58に魚座で新月です。

 

 

 
はじめに…
ピンク色の文字は占星術の解釈です。
 内容のみが知りたい方は、
 その部分を飛ばしてお読みください。
・天体の度数は全て数え度数で記載しています。
 例)射手座07.71度 → 射手座8度
・要点は終盤の「●まとめ」の部分に集約しています。

 

 

●占星術の解説あり版

今回は金環日蝕を伴う新月です。
日蝕は半年〜それ以上のサイクルにおける
幕開けのタイミングです。

 

 

太陽は魚座の9度にあります。
「9度」はそのサイン毎の哲学性を表します。
魚座においての9度は、

目に見えない魂的な部分や生命力の方が

肉体よりもリアルである

という考え方を打ち出し、
ターゲットに飛び込むという度数です。
目に見える現実が

限界を決めるブレーキにはなりません。

  

  

太陽と月は海王星と合です。
海王星は、意識の輪郭をぼやかして、

過去〜未来のいろんな時間、

いろんな場所などにアクセスする天体であり、

夢見、スピリチュアルに関連します。

 

表面上は、まだ混沌としていて
全然まとまりがないように思えるかもしれませんが
それは貴方に関係のある人や気持ちや情報の断片が

続々と集まってきているからです。
非常に細かい、見えない心の整理
という意味にも読めるし、

まだ見ぬ未来の夢を描き、引き寄せる

という想像力として考えることもできます。

 
 
真夜中の新月なので、
ホロスコープの根底であるIC付近に

月と太陽があります。
家族、家系、ルーツなどの個人の帰る場所、
心の安らげる居場所。
そういう場所を辿って探索することが、
この新月においては、としては大切なテーマになります。
魚座なので、それは霊的な意味での絆を
表すのかもしれません。

 

 
海王星は魚座の12度にあります。
イメージとして、狭い下り階段が浮かびます。
そこは試験会場で大勢の人が集まっています。
階段を降りるにつれて

だんだん視界がくっきりしてきて、
関係者が必然的に振り分けられてゆきます。
外見や肩書きや特技などではなく、
何かの象徴的な「印」を持つ同志が

上手に行き逢える仕組みのようです。

 

そこでは嘘がつけません。

カッコつけず、包み隠さず
分かち合うその場所は、
貴方に自信と安心感で満たします。
それがあることで、

ここから先の大胆で正確な舵取りが

可能になります。
足元の不足や不安要素ではなく、
顔を上げて、遠くのビジョンを見てください。

 

 

昨年11月末頃から続いている
木星ー天王星の180度
は、
新しい改革的な試みを実現させるための活発な対話です。

反応し、聴き入れてくれる相手がいます。
その一端の天王星に火星が重なるので、
具体的で力強いアクションを起こします。
出る杭になっても動じず、
逆にはねのける勢いです。
そして欲しいものを引き込みます。

 

 

牡羊座13度にある金星は、

上記の力強いアクションに
斬新な魅せ方や演出の華を添えます。
ノーアスペクトなのでその勢いは失いませんが、
突飛で新し過ぎるので、
周りが受け止めて理解するには

もう少し時間がかかるかもしれません。
 

金星は3/4〜4/15まで逆行するので、

単刀直入に対応するだけでなく、

少しペースを落として、

相手に伝える工夫をしていく

という流れになると思います。

 

他に金星の逆行の意味としては、
意図せず懐かしい人との交流が再開したり、
かつて好きだった活動に

再び情熱が戻ってきてり、

ということもあると思います。

 

 

 

●まとめ

前回、2016年9/1の乙女座の日蝕
「夢見た先へ思い切って進もうとしたら、
 怖くなって一旦引き返した」と
解釈することもできます。
そう考えると、

そこから今までの約半年間は、
恐れや実力不足を克服するために

研鑽を重ねる準備期間だったと

考えることができます。

 

 

まだ、不確定な要素は多くて
完璧に「整いました!」とは
言えないかもしれませんが、
少なくとも貴方の心は
自信と安心に満たされています。
それは貴方が混沌の中にあっても
真っ直ぐに、まじめに、
努力することを辞めなかったです。

  

 

この新月では、貴方の原点、

心の在り処とも言えるような
ごく親しい人が集う場ができあがります。

そこは祠(ほこら)のような

神聖さがあります。

(純粋に、己の心の中心とのつながり

 という事かもしれませんが。)

 

ここは結節点。

「今まで」と「これから」はまるで違う。
もう、前のように引き返す必要はない。

今までの様々な選択が

正しかったからこそ、

私はこのタイミングで

今、ここにいるのだ。

 

貴方は深い実感と共に

そう感じるだろうと思います。

 

 
こまごまとした心配事はありますが、
それに時間と労力を割くよりは
まずは丸ごと受け入れ

大胆に決断して
前進する方に任せた方が自然です。
止められない流れがあります。
生命力が非常に高まり
春を待ち切れずに
生まれ出ようとするものがあります。

 

 

 

月蝕・日蝕は、
ドラゴンヘッド・テイルが関係した形での
満月・新月の事です。

 

僕は、ドラゴンヘッド・テイルが

なんとなく「扉」のようにも思えます。
様々な縁が束になり、1点に集まる場所。

そこは全く別の場所につながっている。

扉は、貴方をどこか違う所へと

ジャンプさせます。
ドラクエの「旅の扉」みたいに。

 

命綱は要りません。

引き返すことを考えない方が

むしろ安全だからです。

魚座や海王星は、
貴方を縁もゆかりもない人の所へは
決して連れて行きません。

 

と言うより、そもそも

貴方は今更引き返すことなど

これっぽっちも

考えてはいないのではないでしょうか。

 

 

 

えいっ!と「旅の扉」をくぐり、

新たな縁をたぐりよせ

"あの時"行けなかった

その先へと向かう新月です。

 

 

 

●おまけ

旅の扉といったらこれですね。

アニメ『ドラゴンクエスト』の

エンディングテーマ。

 

 

 

 

 

 

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