天秤座の火星が順行へ「動的調和」 | 占星術家しゅんじ「宙の色(そらのいろ)」

占星術家しゅんじ「宙の色(そらのいろ)」

「宙」という文字には「永遠の時間」という意味があります。
時は無色透明ではなく、無限の彩りに満ちた物語のような連なりです。
西洋占星術を通して、時に込められたメッセージを読み解きます。

3/2から続いていた火星の逆行が、昨日5/20から順行へ移りました。





二転三転しながらも熱く積極的に取り組んできたテーマ
(特に対人関係やパートナーシップ、契約、交渉など「縁の繋ぎ替え」)の
心に踏み込み、最終的な結論を出していく時です。


衝突を恐れて意見をぼやかしたり
「気持ちを察して下さい」とい
う受け身の姿勢は、
全然似つかわしくありません。
多少ぶっきらぼ
うでも、立場に関係なく、正当に理論的に伝える。
なんとなく気に
なってたけど言えなかった話題を取り上げたり、
気づけずにいた不
都合が浮上したりして
白黒ハッキリ、バッサリ(笑)、スッキリさせること。
言い分と言い分を突き合わせて

「皆にとっての
ベストなバランス、合意」を作り出す時です。




天秤座は、調和(ハーモニー)を象徴するサインです。
ハーモニーとは、自分を殺して大人しく周りに合わせることではありません。
今年、天秤座に長期滞在している火星が表すのは
計算された優雅なオーケストラというよりは、
個性と個性を情熱的に、本気でぶつけ合う
即興のジャズセッションに近いのではと思います。
各パートの奏者が完全燃焼し切った上で生まれてくる、荒々しくも美しい「動的」な調和です。


各々が自分の音色を思い切り鳴らして、
バランスや力関係を揺すぶり、あえて崩すこと。
それは、より高い次元でバランスさせるために
必要不可欠なプロセスです。
これからは条件や材料が揃った上での

「総仕上げ、本番」に入っていく流れです。




逆行して戻った現在の火星の位置は、昨年末と同じ辺りにいます。
その時期に着手した大計画(1月1日の新月)は
強烈な追い風を優先したために目を
つぶった
「見切り発車」な部分が幾つかあったと思います。
それら
を一つ一つ意識的に手を加える、剪定することで、
計画の枝葉は一
層勢いよく伸びてゆくはずです。




21日に双子座に太陽が入り、
これから天秤座の火星と協調的な位置関係を作っていくので、
風(知性、情報、コミュニケーション)のサイン同士で
相乗効果が生まれます。

つい議論がヒートアップしそうな雰囲気もありますが

弾むような、軽快で楽しげなリズムに乗せて
いっそうたくさんの言葉や情報が行き交います。

双子座には本来の場所で活発な水星もいるし、とっても賑やかです。

自分の意志を言葉で示す。
小さなことから行動に移す。

一通のメールや手紙から、
何気ない会話のほんの一言から、
ホップ、ステップ、ジャンプしてあっと言う間に次へ
大きな展開へと連動していきそうです。





私事ですが・・・
僕の家は今週末に、お片づけのプロの方の力を借りて
部屋の収納を
ハッキリ、バッサリ、スッキリ
する予定です。
心地よく占星術セッションや勉強会のできる部屋を作ります。
詳細はまた後ほど。


今住んでいる部屋を探し始めたのが、今年の1月だから、
時期的にも書いたことと合ってて興味深いです。




読んでくださってありがとうございます。(^_^)