星野富弘さんが星になられましたね。
ふれれば、指先の温もりそうな星。
皆さん、それぞれの星野さんに巡り合っていることと思いますが、私の出会いは小六のときでした。
父の転勤で3年間くらした北海道にて。
コロボックルとか、ふしぎな生き物、景色、童話に出あえた夢ごこちの暮らしーーーそんな北海道・北見市から、再び内地に引っ越すことになった日、呆然として北見駅のプラットフォームに立っていたら、父の職場仲間や母の近所友達、私と妹の級友たちが、何十人か集まって「万歳〜〜」と見送ってくれました。北海道はふしぎな愛にあふれていました。
そんな喧騒のなかで、親友しゅーちゃんが贈ってくれた画集『風の旅』。
電車の中で読んだら、あまりにも詩情と画力が鮮々烈々で、お別れの涙は引っ込み、別の涙が出てきました。
後年、その星野富弘を発掘して本の出版にこぎつけたという、凄腕編集者YSさんと出会い(なんと義母みつはしちかこの担当編集でした)、ますます人生のふしぎさに拍車がかかりました。
さらにその後年、2019年。ボロボロになった『風の旅』を携えて、しゅーちゃんの住む安曇野に半移住したのが、ふしぎのハイライト。
人生のふしぎは続いています。よぶんなものを捨てて、綿毛みたいにぽわぽわ飛んでいけばいいんだ。
と思いながら、また星野画集を眺めていたら、草花を「むしゃむしゃ食べる」表現が迫ってきます。
それで、ふと衝動に駆られて、タンポポを食べに行きました。
タンポポ?🌼
作家・思想家のChihiroさんが、それはそれは美味しそうに野草を食べるようすを綴ってらっしゃるので…
「スーパーなどで野菜を買う気がしない」とまでおっしゃるので…
苦いやろ、硬いやろ、臭いやろ?そんなにいいものでしょうか。
でも富弘さんの画集を見ていたら、夢の力と、その美味しさを思い出しました。北海道時代は、何を食べても美味しくて香ばしくて、雲を自在にとって綿あめにしたり、草花をお菓子に変えて遊んでいた。それはサイキックブームの小5病的な飯事でしたが、11歳がやれたなら、51歳でも名残りは……
ねえか。それはないだろうけど、目の前に見える花を一度も食べずに今生を終えるのはもったい。詰んで食べてみようじゃないか。
そうしたらね、
想像をはるかに越えて美味かった。
オリーブ油でちょっと炒って、ジュージューのアツアツのやつに、お醤油をちょっぴり垂らしたら、
花弁がふっくらと油と醤油のうまみを含んで、もふもふだ。ホロ苦くて香ばしいんだ。
フランスパンにアンチョビと一緒にのっけたら、脳が溶けそうですやん。
「店で売ってる野菜とはちがう」という、意味がわかりかけてきました。命の奥の味がする。
そして、野生の勘って残っているもんです。
野原の奥に楚々と生え、黄みが薄く、品よく、ベビーリーフのようにヒヨヒヨと葉の柔らかそうなのを選んだら、それは在来種の日本たんぽぽだったのです。
関東タンポポ、関西タンポポなどの和タンポポがありますが、これは信州方面独自の「シナノタンポポ」。
命名「和んぽぽ」!
一方、市街地のアスファルトのすきままや道端で、元気なヒマワリみたいにネオンイエローで、バーンと開いているのはセイヨウタンポポ。
簡単な見分け方は、花首にある「総包」というエリマキが、ひらいているのがセイヨウ。西洋のタンポポはナメクジが登ってくるのを阻止するためにエリがひらくんだそうです。海外では、葉をサラダにしていただくようですが、見た目はけっこうバシバシしています。
一方、きゅっとエリが閉まっているのが和んぽぽ。なんだか昔の日本人ぽく、楚々としています👘。
▶︎在来の日本タンポポは、気温20℃を超えると休眠モード。暑い夏には実生しない。草木の群生する野山を好み、周りに仲間がいないと繁殖できない。
▶︎セイヨウタンポポは、季節かまわずに25℃以上でも実生し、種を撒き続ける(死亡率が高く、効率は悪いが、数で勝負)。
自然の少ない、夏の市街地でも繁殖しやすく、受粉なしでクローン繁殖できる。
結果、みるみる日本タンポポは劣勢となり、交配されまくって、MIXベビーだらけ。絶滅危惧。なんだか今の日本の象徴みたいです。
ただしセイヨウタンポポに駆逐されたせいというより、都市圏を広げて、自然環境をどんどん失くしたことが大きいみたいです。
と、ぼやきつつ、野花に味をしめ、庭のハルジオンの蕾をいくつか見つけ、これも炒めて食べてみました。(ハルジオンは帰化植物です)
そしたら、
これまた柔らかくて、ふくよかで、想像の上をいくうまさ。そして胃の腑がスーッとしますよ。これ健胃作用があるんじゃないかな。
春〜初夏は、ふきのとう・たらの芽・行者にんにく・うこぎ・はりぎり・こしあぶら・こごみ、など、山菜祭りの安曇野ですが、
野花食いは天井知らず。
日本中どこでも食べられますからね。食次元のハードルを一つ外せば、食べられる美味いもんが何百種も増えることになります。
野生・自生はケムトレイルが怖い? 放射能が怖い? 汚染が怖い? 毒性が怖い? という方がいますが、
そこで育つものは、その場に適したフィトケミカル(汚染物質の解毒作用をふくめ)を宿すという説があります。
どれ、ひとつ試していこうかね。
ちなみに、タンポポを乾燥させたものは、蒲公英(ほこうえい)という生薬として扱われます。
健胃・解熱・発汗・利尿などの作用があるとされ、 鉄、マグネシウム、カリウムなどミネラルやビタミンA、B、C、Dを豊富に含みます。
ハルジオンも昔からむくみとりや利尿に使われ、糖尿予防になるとされます。
野生の草花はエネルギーが強いので、消化にくれぐれもご用心を。少量から食して、身体を慣らしていきましょう。
🌼
さてここからは告知になります。野草食いの皆さんのおとも。
「土と水のちから」の新しいタイプが出たばかりですが(2026年追記。さらに更新し、菌密度1000倍になりました)
ひとつ、残念なお知らせがあります。開発者のヤンチャ先生
いつか先生の武勇伝のお話会を開きたいと思っていましたが・・・享年88歳。(なんだか、おめでたい気もする)。
4度の脳梗塞に倒れながら、農業指導をやめず、大好きなお酒もガンガン続けられながら。
「これがあるから大丈夫だあ!」と日々、土と水の酵素をぱくぱく飲んでいらしたそうです。
ピロリ菌が胃から除去できますし、ヤンチャ先生の生き様も含め、とても説得力ある商品だと思います。
先生は野草とか自然の土に触れ続けたことで、何度も死線からよみがえり、好きな仕事を続けていかれたのではないかな。
野草も、酵素も、今この時代に必要なものだと確信しています。












