春 爛 漫。
上田のふしぎな神社にゆく途中で見つけた蕎麦屋。県外ナンバーがずらりと並んでいるのを見て、緊急停車しました。近眼老眼乱視のくせにこういうときの動体視力っ。
長老は肝試し感・全開で寄ってくる。子猿はぷるぷるしてる。
貴方がた、お逃げなさい。3/1から狩猟解禁、山では容赦ない銃声がパーンパーーンひびいております。
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さて、人間でいえば古希(70歳)過ぎに当たる、うちのおじいにゃん(もうすぐ14歳)が、この冬はちょっと危なかったのでした。
猫って、13歳頃にいちどお陀仏適齢期をむかえ、その年ごろで橋を渡る子は多いという。それを越すと数年間は落ち着き、17歳頃になると、また三途の船が集団で迎えにくるという。その船にも乗らない子は、めでたく化け猫になってゆくそうですーーー獣医談。
そんな13歳の壁?なのか、今冬はとかく不調を訴えました。
明け方になると、前足で私の顔をはたく‥‥からの髪ひっぱる、顔を踏む、頭をかじる。
かじるのは堪忍やわ・・とみきえちゃんに話したら、
「知ってましゅか。猫って、いつか飼い主を食べようと狙ってるんでしゅよ…」(ΦωΦ)
😱
そんな猫アタックを受けつつ、ぐあいでも悪いのかと、寝ぼけ眼で彼の身体をまさぐると、手足を突っ張って硬直し、わき腹から胃腸がなんだかパンパン張っている。
“肝”がおかしいのではないか。長年の異食癖でいよいよ消化系が弱ってきたか、揉んでやるとゴロゴロ唸る。
甘えのゴロゴロではなく、痛みの鎮静で脳内モルヒネ出してる感じ。
ヒーリング力の芽生えた青木さんが手かざしを試みるが、まだ力をコントロールできないのか、猫の体がエクソシストみたいにねじれる。ヤメテ😱
今までなかったはずの凝りが昨日は腰に、今日は後頭部に移動し、まるでもぐら叩きみたい。こうして老いるペットは、人間を置いてどんどん先へ行ってしまうのね。
こういう小さい体の細かい細かいケアは、CS60より純金棒が向いています。あちこち噛まれて呆然としながらも数十分もほぐすと、やがてすうすう眠り出すので、飼い主も倒れるように二度寝する。
なじみの医院に連れていったら、造影検査も血液検査も数字は基準値内で、
「肝臓? どうかなあ。寒さで関節やスジがこわばってるのでは」と仰る。
でも関節やスジが痛むなら、東洋医学的にはやっぱり“肝”がイカれている可能性がありそう。検査の数字に出る頃には進行しちゃっていそう。
うちのお客様たちも近年は“肝”をやられている方が多く(酒ではなく、社会毒、シェディングやストレスが大きいみたい)、自分でできる「肝」のケアを研究中です。
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さて、おじいにゃん🐈に起こされる時間を記録してみると、5:09/4:48/5:03と、決まって5:00AM前後。
“五更泄瀉”っていうやつかしらーーー夜明けの下痢のことですがーーー腹のこわばりも含まれるのかな?
それとも薄明薄暮性?(猫は夜明けと日暮れ前に獲物をとるのでテンション上がる)
💩は若い頃と違い、かすかに緑🟢や黄みを帯びて🟡、やはり消化器万全とは言い難い。しかし日中は元気で食欲はもりもり全開。
単に年寄りが早起きになって騒ぎだすやつかしら…。
首をひねりながら毎日施術するうち、症状はおさまってきました。
いずれにせよ、年齢的に、そう先の先までは共に居られないだろうなという中で、ただ一心に、奉仕させてくれる命があるというのは、ありがたいことです。
そんなことを思いながら、先日、臓器の活動時間グラフを眺めていたら、
興奮してフガフガしていたら、「子午流注」 というよく知られた古典的な概念なんですって。
夜が明けるときに肺経絡、それから大腸経絡が息吹く。
それから胃経へ、脾経へとリレーされる。
気のリレー。命の電車のリレー。
トポロジー(位相幾何学)的には、むかしむかし微細な球体であった我々のご先祖様は、ひょんなエネルギーで筒状へ形態変換し、まず「腸」管だけの生物として蠢きはじめました。
夜明け、一日の命のはじまりに、その「肺&大腸経絡」が蠢きだすというのは、まるで体内時計のトポロジーみたい。
気の粒が肺に入り、肺気がリフレッシュされ、エネルギーがリレーされると、筒(腸)が蠢き出す。
年寄りがやたら早起きになるのは、「はじまり」を維持するための本能なのかもしれない。
と、ねぼすけの私は、今さら腑に落ちたのです。
脾経胃経が流れる7〜11時は、食べる方が良い人、食べないほうが良い人、分かれそう。
夕方5時〜7時は腎の時間。ここでしっかり栄養をとり、「補腎」すれば明日のエネルギーが蓄えられる。
21時から三焦の時間。水道の蛇口やホース機能のようなものなので、通りが良くなるよう、ストレッチなどでゆったりほぐす、はがす、伸ばす。
↑私がんがんジョギングしちゃってました。これも良くない。
そして23時→1時の胆&肝。この時間帯にお風呂に入ると危険かもしれません
とくに更年期でほてりのある方、社会毒、ストレスで鬱鬱、悶悶、イライラしている方。
「肝」概念で言う、血の循環システムがいかれて、たとえば「肝鬱化火」というようなメルトダウン状態になっていたとしたら。
風呂なんかで熱したらますますメルトダウンが加速する。
以前に、ある著名な健康家さんが、仰っていたことがあるのです。
「夜の10時か11時に、多くの人が、一度は眠気を覚えます。それを我慢してお風呂に入るから、体がやられるのよ」
健康家って自分の背後は見えないものかもしれないと、後から思いました。ええ私もです。
その方の夫君は、まもなく肝臓がんで亡くなられたのです。
私自身、疲れを我慢して夜中にお風呂に入ると、頭がカーっと冴えて、仕事の何かを思いついたり、積み残しの作業を思い出したりして、もう一度デスクに向かう‥という数十年を過ごして、疲労が蓄積した実感があります。
子の刻(11時〜)に風呂に入るべからず。
こういうのは、養生訓のセオリーなのかもしれませんが、私のような鈍臭い人間は、自分で腑に落ちないとだめなんですね。
ちなみに、おじいにゃん🐈はセカンドオピニオンのクリニックで、カリウム値からの副腎機能低下症のうたがいを指摘されました。
西洋医療の治療としては、ステロイド投与となります。
それはお断りしまして、、ひたすら腎・肝をサポートする施術を工夫していたら、カリウム値は下がってきました。胸椎ケアがポイントになります。今度シェアします。
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驚いたことがひとつありまして、Quantum smartアプリ(ジャーニーアプリ) にずっと「ホルモン不均衡(中間)…副腎等」を指摘されていたこと。
連日のように“修正項目”の上位にあがっていました。
しかし、「ホルモン、ホルモンて、なんだろか。こちら肝腎の研究に忙しいのよ。しょせん、アプリさんの言うことやしな…」という気持ちがどこかにあって、重視しませんでした。私が悪かった。肝はホルモンや免疫にも関わるのに。
私はハーネスの1つを切り刻み、パッチ状にして、誰のお腹でも胸元でもどこでも潜り込ませるようにしています。メーカーさんに怒られそうだけど便利です。
測定アプリは、なかなか鋭く猫のエネルギーを測ってくれていたようでした。畏れ入りました。
大阪のアマテラスさんがこんな記事 を書いてらっしゃいました。無料ですって。太っ腹だなあ。