小学生の時、誰かが水銀入りの温度計を壊したことがある。

 

大きな温度計のおしりから、けっこうな量の銀のしずくがほろほろと飛び散った。

 

 

 

「おおおおおお、すげえ すげえ」

 


群がるアホな子どもたちに、教師は顔色を変え、「教室から出んかー」と追い出す。そして数分後、水銀を回収したちりとりごと、ポリ袋に三重にくるんだ険しい顏の彼を見て、「おおげさじゃないか…?」と思ったものである。

 

水銀は気化しきゃ、たいした悪さはないよと母ちゃんが言ってたもんね。

 

気化しなきゃね。


そう。それは自分の歯に、「アマルガム」こと、気化しっぱなしの水銀が入れられる前のこと。

 

現在40歳以上の、ほとんどの人の治療済虫歯に、その危険物が入ってると知る前のこと。

 

その毒のために慢性疲労、ブレインフォグ、各種炎症や、湿疹、潰瘍、関節炎、帯状疱疹、水虫、口臭、神経痛、胃腸炎などが生じ、

「体によい」はずの玄米菜食や大豆発酵食品が、却って、水銀と仲良しのカビ毒(カンジダ)による炎症を増長させていると知る前のこと。

 

 

今まで、「たいしたこともなく、なんとなく過ごせるなら、一生このまま見て見ぬふりをしようかね……」と家人と語り合っていた、アマルガムを、除去してみることにしました。


とある方の記事で、N子院長という、変態的といえるほど情熱のある歯科医を知ったからです。

現在、新規予約は難しいそうなので、落ち着いたらその名をご紹介しようと思います。

 

N子院長による初診は、2人で丸2時間。

 

「こんにちはっ」とたくさんの資料や書籍をもってあらわれ、名刺をくださった瞬間から(患者に名刺を!)、全身のオーラぎらぎら、瞳はきらきら、どこかの神話に出てくるマッチョな女神みたいな南国出身の先生は、いかにもふつうの医師でない感じがしました。

 

 

 だってね、すでに事前問診票を10枚も書かされていたのです。

 
 
 

前5日間ぶんの朝昼晩食べたものや、性格自己分析などを詳細に。…これは絶対に変な歯科だ、変な先生だ。

 

 

 

アマルガムの入っている人は、閉所恐怖症や、先端恐怖症、高所恐怖症をもつ傾向が多く、物忘れのひどさ、理解力の低下、心配性、怒りっぽい、こだわりが強いなどの様子が見られることも多いといいます。

 

なんだか自分、先端と閉所恐怖以外あてはまっている気が…。

 

ヨダレも多いし…。

 

 

 

ちいさい頃は、しなやかに、どんな高くへも、遠くへも行ける気がしていたのに。あの頃の浮力はどうしてしまったんだろう。

 

 
 
 
 

と思ったら跳んでいるじゃないか最近(@徳島県/大歩危峡)


 


今、40歳以上の、歯科治療済みの多くの人に「歯科用水銀アマルガム」が入っているそうです。

 

水銀が高濃度に含まれる合金で、数年前まで、健康保険の適用材料として一般使用され、いまだに使っている歯科医師もいる。

 

このアマルガムは腐食しやすく、熱いものを飲むたびに熱で気化し、食べ物の酸に反応して溶け出す。たとえばラーメンスープを飲むたびに。

 

また、物を噛んだり、歯ぎしりしたりするたび摩擦で表面が削れて、体内に蓄積される。


ちなみに就寝中の歯ぎしり重力は74kg。人を殺せる力ですね。

 


で、溶けだした水銀はカビ毒(カンジダ)とくっついて、上記の疾患をもたらす。副腎疲労なども、体内の水銀だまりが原因のひとつだという。


歯は、からだの入口にあるので、いくら胃腸など消化器官の治療をしても、上流の原因を除去しない限り、全身疾患や、精神疾患が治りづらい。

 

うちに施術しに来てくださるお客さん達、いくら食事に気をつけても、なんだか痩せづらかったり(私だ!)、体調がいまいちなのは、これもあるのじゃないだろうか。

 

 

N子院長は、提携している各ドクター達から、「患者さんにミネラルを処方しても、数値が上がらない」と依頼され、歯を見ると、多くの人にアマルガムが入っているという。

 

椅子取りゲームのようなもので、体内に水銀が鎮座していると他のミネラルが入るスペースがない。

 

↑志のある医師同士で、連携しているのがいいですよね。


N子院長がおっしゃるに、デトックスは順番が命。溜め込んだ毒素の治療法は、何かをやみくもに足すのでなく、まず引き算すること。

 

私も引き算用の食事指導プリントをたっぷりいただき、そこに書かれていることのいくつかは、目うろこでした。

 

 

 
 

小麦、乳製品、白砂糖には気をつけていましたが、自信満々で「食べてまーす」と書き込んだ玄米や、大豆発酵食品には、はてなマークをつけられました。


これらはアマルガムと手を組んでいるカビ毒(カンジダ)のエサや仲間になって炎症の引き金となり、腸の悪化をもたらすことがある。

 

 

そうなのか。この記事のレクチンフリーを提唱する医師と同じようなことをおっしゃっている。
 

今までさんざ聞いた「玄米菜食を必死にやっている人ほどなぜ顔色が悪くて生気がないのか」問題に、一石を投じるような。

 

 

診察の最後に、「ピーーーーーー」と鳴りやまない、恐ろしい炭坑用測定器を当てるまでもなく、家人の歯には、むき出しのアマルガム(銀歯が黒ずんでいる部分)がありました。


私のは、銀歯をあけてみないと分からないらしい。

 

そして、家人の左頬の薄いシミを見たN子院長、

 

「あ、4番の歯ぐきの延長にありますな。このシミは、アマルガムが一因だと思われますな」。

 

 

 

アマルガムで、シミが。

 

ゲロー

 

それ 聞いてません。

 

 

 

衝撃はつづきます。