この週末もまた大阪で、クシロ薬局 尾崎先生の医療講習を受けてきました。
お客さんを施術してから夜行で現地へ、ふと思いついて、こちらに朝詣で。
さあお参りもしたし、一日探検……と思いきや、さすがに疲れて。ふと、大阪でCS60を受けてみようと思いました。
検索してみたら、こちらのサロン【兼好】が、徒然な感じで、文言も落ち着いている。STAFFプロフィールには悩める思いも率直に綴られている。
営業時間外に電話したにも関わらず、「読書をしていたところなので、いいですよ」と、お人の良さそうなオーナー、1時間後に迎えてくださることになった。
初めてゆくサロンは、広大な庭園の緑に囲まれ、そよそよ、そよそよ風が吹いて…どこなの? 入口はどこなの? 出口はどこなの? すっかり初夏の風に気を取られて道に迷った、緑深いマンションの一角。
院長の丹下厚子さんは、
「交通がよくわからないので、いちど梅田駅にもどります…」
「逆のバスにのってしまったので遅れます…」
と頼りないメッセージをしながらよろよろやって来た私を、玄関前で、両手を広げて待っていてくださった。
そして、CS60の情報交換などするうちに、話が弾んで、あっというまに2時間も経過。
その間に、あれ? あれえ?
CS60施術では、皆さん2~3回は御用達されると言いましたが、丹下さんとお話しているだけで、いつのまにか私も4回御用達。
「大丈夫? 水分が抜けてカラカラになるんじゃ……」と丹下さんは心配してお茶など足してくださるが、食べ過ぎと、女性不順で2~3kgほど溜まっていた「ヤバ太り水」がどんどん抜けていくのが、わかる。
これは、あれではないか。波動のよい場や人に出会ったときの、わかりやすい浄化現象じゃないか。
あれえ? と首を傾げつつ、お話にひと段落ついて、施術ベッドに上がらせていただいたら…。
CS60は、ふつうによい感じで、頸部リンパへの当て方など、ああ参考になるなあ、「胸鎖乳突筋ほぐし大会」っていうマニアックなラリーがあったらこの方が暫定1位かも…。うっとりしていたのだけど、そのうち、
なんか 凄いの 出てきた。
家人に写真を送ったら、「なんであんたハンマーで殴られてるの? 大阪式?」
そんなわけないやろ。
これは、耳に当てるお灸。丹下さんは、鍼灸師さんなのです。
遠くから訪ねてきた私に、「ヤバ太り水」が溜まって冷えていたのを見かねてか、へそ灸や、電気式のハイテク温灸まで、繰り出された。
そして、「ここは大事なところよ」って、鼠径部や恥骨周囲をあたためてくださった。
その時……あれえ? 右の卵巣のあたりに、感じたことのない痛みが。
恐らく、これ7~8年放っておいたら、腫瘍マーカーが反応する物に育つかも…という、みょうな痛みと触感。
日々、お客様のをさわっているのに、自分のは気づかなかった。
でも、その「腫瘍もどき」が、お灸によってじわ~んと優しい雰囲気になってゆきます。ついでに、じわ~んと涙腺もゆるんできた。
そして、施術が終わった瞬間。
あれえ? 私は、5回目の御用達に駆け込んだ。そして……。
ちょっと奥様きいてください。殿方は読まなくていいです。
回春したのです。
かれこれ、50日ほど音沙汰がなくて、
「最近、勢いが減ってきたと思ったら、とうとうお別れか…。でも、こんな形で、いきなりサヨナラなんて、寂しい。打ち止めの赤玉でも出てくれたらいいのに…。まだアラ50(前)なのに早すぎるのでは」。
と、ブツブツ、しぶしぶながら、あきらめかけていた女性の道が、再び開いた。しかも凄い勢いで。
恋は遠い日の花火ではない byサントリーみたいに。バーンと。
もうびっくりして、「大変なことが起こりました丹下さん」とご報告したら、直前まで、「なくなったら、楽なものよ…」と慰めてくださっていた丹下さんも、「あなたの歳なら、そりゃあ、まだある方がいい」と、破顔された。
なんて素敵な、大阪「CS60兼好」。お喋りを入れたら、かれこれ4時間も居てしまいました。
大阪で、徒然に回春したい女性は、こちらを訪れてみるといいかもしれません。
でも、あくまでCS60専門のサロンですので、そこは空気を読んで戴いて
万が一お灸を出していただけたら、ラッキーな感じで。
これは私の持論ですが、よいサロンとは、決して施術者がスーパーゴッドハンドとか、お客さんが行列をなして…という物差しじゃ図れない。
セラピストとクライアントの振動、波動、バイブス…呼び方はなんでもいいけれど、そういうものが呼応する「トキとトコロ」を双方が築く腹づもりがあるか。
丹下さんの丹田も瞳も、対峙する人のほうにまっすぐ向いて、とても誠実な方であるように感じた。なので猜疑心の強い私も全身をあずけ、お灸をありがたくいただくことができた。
そうしたら、恋は遠い日の花火ではない、ドッカーン。
そういう“呼応”が可能な、素敵なサロンなのです。
丹下さんの下のお名前は、母と同じ。
丹下さんのご子息の誕生日は私と同じ。
「夏のあつい日に生まれて来て、たいへんでね…」と目を細めた表情も、母と同じ。
出身県まで、同じであった。
年齢はちょうど二回り違うけれど、私たち、同じ立山連峰を見て育ったんですねって。
こういうことがあるから、旅はおもしろいですね。
気ままに、何も考えずゆびをぺろっとなめて、空にいっぽん突き出して、風を感じた方向へ歩こうぜ。
でも勘は筋肉だから、筋トレはしておこうぜ。
そのためには、どうしてもあれを手に入れたい!どうしても、どうしても、ハアハア、っていうのはなるべく減らしたほうがいいのではないかと思います。
上のサムハラ神社の「ご神環(ゆびわ)」の、大フィーバーをご存じの方は多いでしょう。こちらの授与の日には、何百人も行列したり、数千円のゆびわが数万円でネットで売られたり、大騒ぎになって久しいですが、
でも、何十回も電話したり検索したり、「どうしても手に入れねば…」、ハア、ハア、と血眼で行列する姿を、天からご覧になる方はどう思うのか。
神社の内外に、チョットこういう気も、落ちていましたよ
ご神環じゃなくても、こんな貨幣型お守り(千円くらい)も、とてもよいですよ。
お財布に入れて可愛がっていると、いいことがあります。本当だよ。
おまけ。
(クシロ薬局)講義の後、
「尾崎先生たすけて~」と、取り囲みむ講習生たち(治療家やドクターたちである)、ひとりひとりのねじれた頸椎・胸椎・腰椎を、ものの数分で次々治していく尾崎先生の手つきは、何かのイリュージョンを見ているようだった。
その中で、「17型コラーゲンってなんですかー」。半泣きで専門用語を必死でメモする私は、ついていくのがやっと。でもがんばる。
そして「クシロ薬局の尾崎先生の講義いいっすよ。めっちゃ勉強になるっすよ」と前日にお話したら、丹下さんも、飛び込みで参加していらした
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おまけのおまけ。尾崎先生メソッドよりプチシェア。
上腕三頭筋の性質と💪炎症性サイトカインの振舞いが深く関連しているそうです。ブレインフォグなどを含む上半身の炎症系の不調全般に関わっていると。
あまり知られていない研究なんじゃないでしょうか、専門家たちが唸っていた。
私は、わりと施術では重視していなかった部分だったのですが、翌日、お客様の上腕三頭筋を深めに施術したら、顔色がよくなられて、ある変化が現れて、びっくりしました。施術家も、そうでない方も、この部分の揉みほぐし、お試しください。