・「君の名前で僕を呼んで」
期待 ○
没頭 △
結果 △
好感 ○
リピート △
この映画は、本当は前回、渋谷Bunkamuraル・シネマで観る予定だったのだが、見れなかったので今回、気を取り直して違う映画館に観に行った。まだゴールデンウィーク早々にロードショーだったせいか、どの上映回もほとんど満席だったので、とりあえず予約してから観に行くことにした。
そしてやはり満席。
ちなみに、満席になった時って、その映画館の座席の快適さ具合ってすごくハッキリわかれる気がする。今回観た映画館は、以前、違う映画で来た時も満席だった。そしてその時は結構、窮屈さを覚えたが、今回も違わず、窮屈であった。比較的、前の席との空間はやや広いほうではあったけど、前の席との段差はあまりないので、字幕が頭で隠れやすかった。シートの横幅も狭いので、僕はそんな太ってる方ではないのだが、自分の肩幅だと普通にしてると肘がどうしても肘掛にかからざるを得ないので、結構窮屈さを覚えた。なので、カバンを膝の上に置いて抱きかかえるようにした体勢で映画が終わるまで周囲の加齢臭や鼻息のため息音を気にしながらも映画を観てた。
快適に映画を観れない映画館はできるかぎりリピートはしたくないかな。
ちなみに、ふと気づいた満席の映画館あるある。
真ん中の方の席の人にかぎって、皆が席に付き会場も暗くなり始まる頃に山盛りのポップコーンとドリンクを持って入ってくる。そしてまだエンディングが流れてるのに目の前をノソノソ出て行くのだ。
今の時代、映画館で映画を観なくても、しばらくすればネットでも観れる。不快な思いをしてまでお金を払い映画館まで行って映画をみる必要性はあまりない。そう考えると、快適に映画を観れる環境であることは、映画館にとってものすごく大事な要素なんだろうと僕は思う。
さて。やっと作品の感想。本題に入ろう。
まず、この作品への注目度の高さに驚いた。すぐ満席になってしまうのと、あと客層が男女とも多く年齢層も多岐に渡ってる印象を受けた。
内容に関しては、要するに「ゲイに目覚めてしまった少年のひと夏の思い出」ということなんだけど、そこに関しては正直、あまり共感できなかった。ただ、「ふぅーん、そうなんだな」という風に受け止めただけだった。そういう場面でそう感じてしまうんだ、とかの「なるほど」感はあったけど、いざ自分だったらどうかなと置き換えてみた時には共感はできなかったな。プラトニックな関係だったり、ちょっといちゃいちゃするくらいまでならわかる気もするけど、肉体関係はちょっとキツイよなというのが正直なところだった。
なので、意思疎通するまでの距離感とか前半は面白かったけど、後のほうはちょっと退屈で早く終わらないかなぁ、とさえ思ってしまった。ただ、最後の方でのお父さんのセリフがとても良かった。おそらく、この映画のメッセージのようなもの、作者が言いたかったことがお父さんのセリフに込められているんじゃないか、って勝手に僕は感じてしまった。
LGBTだっけ? あまりちゃんと理解してないかもしれないけど、僕からすると、「まぁ、好きにしろよ」ってのが正直なところ。別に隠したり罪悪感を感じる必要なんてないし、もっとオープンにしてるほうが健全だと思うし自然だと思う。「こうあるべき」という形なんて恋愛にはなくていいんじゃないかな。誰が誰とどんな風に愛し合うかなんて人の数だけ無数のパターンがあるほうが面白いよ。
それ以外は、映像が美しかった。
「北イタリアのどこか」みたいな設定だったと思うんだけど、夏の避暑地として過ごすには自然が豊かで温暖で観ていて心地よかった。それが一番、印象として強かった。