秋晴れの日
御所の中にある「拾翠亭」を訪れました。
長年の知人である京都在住のアメリカ人Jorieさんの
ご紹介でごいっしょしました。
国民公園として終日解放されている
京都御苑ですが、
江戸時代までは御所の周囲に
200もの公家屋敷が立ち並ぶ
公家町を形成していたという事です。
九條家遺構である「拾翠亭」はその一角の
堺町御門を入って西方にあったようです。
広縁から見る勾玉池（まがたまのいけ）。
現在は九條池と呼ばれている。
この建物は今から約２００年ほど前
江戸後期に建てられたと伝えられています。
広縁から撮ったeiko＆Jorie
当時の五摂家の一つであった
九條家の別邸として使用され、
主に茶会や歌会等の社交の場として
３畳茶室内部。
当時の貴族たちはお茶を
日常的に楽しんでいたようです。
ここの障子は貼り方に趣があり、
紙の継ぎ目は縦桟の間隔を1/2ずつずらした
石垣張りという貼り方をしています。
これは高度な技術が必要だそうです。
この建物はすべてこの貼り方になっています。
拾翠亭の対岸から見る待合。
待合内部。夜は御簾等で全てしまわれます。
池にいる鯉達。おじさんがえさをあげていました。
たくさんいるのですね。
建物は美しく保存されており、（最近大改修をされた）
海外からの観光客もちらほら来られていましたが、
畳の上を土足で上がる方がいて
管理している方が困っていらっしゃいました。
江戸時代の優雅な貴族の生活を
少し垣間見た気がしました。
その後、御所の西に位置する
こちらも最近改装したという「とらや」さんに
昼食をいただきに・・・・
限定のお弁当3675円。
ちょっとお高い気がしましたが、
食後に大きなデザートが付いてきました。
これで納得
させられました。
久しぶりにゆったりとした時間を過ごしてきました
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