どんぐりの行方。 | ひっそりブログ「とりあえず。」

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■丁度1週間前に御弟君知盛様の墓へ行ったわけで…その後何故か、急に私には縁もゆかりもきっかけも無い近江の野洲へ行くことになったわけで…。せっかくだから御兄君宗盛殿の所にも寄ってみるかと思い立ったわけで…。考えてみれば、不思議な巡り会わせなのかも。

■宗盛殿の所で拾うて参った団栗は、一粒、御弟君の所へ…。「ひょっとして、1週間前こちらへ参上いたしました時に、私にくっついてきて、近江へ行くよう仕向けられたのではありますまいな?もしや、そのまま近江まで一緒に着いておいででしたか?さすれば御兄弟再び相見ゆる事の叶うたでござりましょうが、私は些かカンが鈍うござりまする故、ここにご報告申し上げまする。近江に眠る兄上殿の塚にて、手を合わせて参りました。ひっそり過ぎるほどひっそりと祀られておいでで、随分お寂しい思いをなされてきたことと思われまする。何か証になる物をと、団栗を拾うて参りました故、お納めくださりませ。」と、墓前に供えて手を合わせる。

■宗盛殿の所で拾うて参った団栗の、大きめ一つは宗盛殿、小さめ一つは清宗君。海峡に面した神社の境内から、「波の下の都へ、迷わずお進みくださりませ。一門の皆々様がお待ちでございまするぞ。」と壇ノ浦へ投げ入れてきた。

■何になるというわけではないけれど…知盛様ん所も壇ノ浦も近いし、せっかくどんぐり拾ってきたんだし…供えてきちゃった。何となく心がすっきり。逢魔ヶ時の古戦場の海…そんなに怖いとは思わなかった。