素人簡単!商品撮影 写真塾 -36ページ目

皆さん今週もお仕事お疲れさまでした。

みなさんいつもお越しいただいてありがとうございます。

物撮りの写真って地味だけど、地味だけにあまりヒューチャーされないじゃないですか?
アマチュアのときは風景やら人物やらは沢山撮ったけど、スタジオマンになって初めて物撮りの現実を知りましたからね。

物を撮り始めてその魅力を知ってもう10年以上になります。10年でしみ込んだ撮影の勘が自分の目を眩ませてる気がするのです。こんなことは言わなくてもわかるだろう?とか、無意識にできてしまってることってあると思うんですよね。

そこで、もし皆さんがこのブログの解説を見てわかりづらかったり、これを撮ってみろ的なリクエストとか色々ご指摘をいただければ、具体的に本ブログも一歩進化できるのではないかと考えております。

どうぞお気軽にコメントお寄せ下さい。

来週は文房具撮ってみようと思っています!どうぞよろしくお願いします。

声優さんの写真を撮りました。

今回は物撮りのお話はおやすみです。



先日女性の声優さんの宣材写真の依頼を受けました。

ゲームやアニメ、ラジオドラマ、ナレーションでご活躍されている宇都宮なおさんです。ご本人の許可もいただいたので、撮影風景も合わせていくつかご紹介します。

撮影協力:voice sample.com さん

なんか、このブログの写真の画質がいまいちなので、ウチのサイト
http://www.ai3.co.jp/st-kazy/
のスタジオワークのアルバムに入れておきますのでご興味のある方はそちらでご覧になってください。

↑Studio kazy photographyサイトリニューアル時に削除しました。

ライトの決め方

ライティングもセオリーがあります。

1.なるべく1灯で照らす

2.色が正確に出る位置を物よりも上でさがす。

ライトはなぜ1灯が望ましいのか?それは
太陽は一つしかないから。
人間は太陽の光で物をみるのです。光源は一つで全てが見えるし、それが一番バランスとれています。
しかし、スタジオではしばしば多灯照明で撮影しています。がその話はまた別の日に。

1灯ならコントロールするライトは当然一つだし、一つで済むならライトを
買い足さなくても済むじゃないですかニコニコ

早速前回構図を決めた被写体に光を当ててみましょう。


  ♯01

まずはセオリー通りに物の上からライトを当ててみました。
このライティングでは1灯で左側面の通話ボリュームスイッチの形も奇麗に出してみようと試みてます。
しかしながらよく見ると正面のロゴのすぐ左にベベルがあるのですが、その形状がのっぺりと見えなくなってしまいました。なので、違う位置を探ってみます。

  ♯02

今度はロゴの左側のベベルの形状が出るようにライトを移動しました。
通話ボリュームのスイッチは♯01ほどくっきりとは見えてませんが、ちゃんと見えますね。
ん~でも、今度は右側がふんわりして背景との境界線があいまいになってしまいました。
でも、ライトの位置はこれでOKにして、レフ版で調整します。


♯03
いいね!形状もばっちりだし背景との境界もキッチリ見える。

さらに左側面はライトの反対側だったので暗くなってた
(印刷界では墨っぽいっていう)ので、レフ板でちょっと起こす。右側のベベルと背景の境界線もレフ版を写し込む(レフを食わせる)ことで際立たせることに成功!



ご参考までにスタジオのセット全景です。ライトの位置が重要です。

 

構図を決めただけの写真(上)とライティングした写真を比べてみると、その差は歴然。
同じ物には思えないですね。

ライトで形と色を出すんです。

物撮りの初歩の一歩はここまで。更に上を目指すなら表面のツヤの出しや接地面の影の処理も課題になりますね。


1.カメラ(レンズ)との距離を十分にとる
2.ロゴなど文字がある場合は可能であれば読めるようにする
3.できるだけ立体に見えるように角度をつける
4.なるべく1灯で照らす
5.色が正確に出る位置を被写体よりも上でさがす。

上記のポイントを押さえて被写体と向き合ってみてください。

立体の次は平面の撮影もどうぞ