さて、前回のブログの続きを書きます。
前回では
私の元映像素材が23.976fpsということから
DCPで24fps変換した際に
−0.1 ずつ音がズレるのではないか?
という懸念があると書きました
DCP変換するソフトとして
候補に上がっていたのが
Adobe Premiere Pro
easyDCP
OpenDCP
DCP-o-matic
DaVinci Resolve Studio 19
Adobe Premiere Proでは
Appleシリコン版のMacにプラグインの
Wraptor DCPが対応せず使用不可ですし
easyDCPは23.976fpsの素材でも
音ズレの問題なく書き出せますが
価格が高すぎます
無料で配布されているOpenDCP、DCP-o-maticのうち
DCP-o-maticを使用してみましたが
書き出しはできるのですが
音ズレがしていないか?
の確証がなく保留に
そして最後の選択肢だったのが
DaVinci Resolve Studio19でのDCP変換でした
ちなみに無料で配布されている
DaVinci Resolve ではDCP変換はできません
有償版のDaVinci Resolve Studioが必要になります
結論から先に言うと
DaVinci Resolve Studio 19で問題なく
DCP変換できましたしかも音ズレなしで
これはブラックマジックデザイン社に
3回も電話で問い合わせをしてしまい
確認したことなので間違いありません
DaVinci Resolve Studio19 では
23.976fpsの素材を24fpsのDCP変換しても
音ズレの問題はないとの回答を頂きました
Blackmagic Designの担当の方
本当に感謝しております!
まずDCP化をするにあたり
2Kで書き出すのか?それとも4Kか?を
選択しないといけません
もともと2Kや4Kで撮影された素材であれば
目的のサイズを選択すればいいのですが
私の場合は1920×1080(フルHD)素材であるので
必然的に2K書き出しの選択になります
2Kの場合、以下の3種類の選択肢があります
2K
2048×1080 (2K/1:1.90)
2K Flat(左右に黒味あり)
1998×1080 (ビスタ/1:1.85)
2K Scope
2048×858 (シネマスコープ/1:2.39)
DCP化で必要な音の要件として
サンプルレートが48khz / 24bitのものが
必要になります
DaVinci Resolve Studio19 での
DCP変換、書き出しはとても簡単です
まずDCPに変換させたい素材を
DaVinci Resolve Studioに入れ
タイムラインを作ります
画、音がずれていないかを確認した上で
「デリバー」(書き出し)の項目に移動
ファイル名と保存先を選択して
「ビデオ」の項目にある
「フォーマット」で「DCP」を選択

次に「コーデック」で「Kakadu JPEG 2000」を選択
(easyDCPをプラグインとして
購入している場合は、easyDCPも使用できます)
そして「種類」の項目から、2K、4Kを選択していきます
今回の場合は、「2K DCP Flat」を選択します

下の方にある
「コンポジション設定」の項目を開き
「コンポジション名」の横にある
「編集」をクリック

ウィンドウが開き
「作品タイトル」から「規格」
「パッケージの種類」まで詳細に設定できます
かつてDCPの規格は
Interop-DCP(IOP)が主流だったそうです
現在では SMPTE-DCP(SMPTE)
に以降されているとの記事もあり
こちらは上映する劇場に
どの規格に対応しているか
確認をした方が良さそうです
一部のネット記事によると
日本国内の劇場ではほとんどが
Interop-DCP(IOP)で配給されている
とのことですが
正確な記事かどうかは未確認です
詳細の項目を記入した後
いよいよDCP書き出しになります
「レンダーキューに追加」ボタンを押します
するとDaVinci Resolve Studioから
次のようなメッセージが出ます
「高解像度レンダリングを追加しますか?」

これは「追加」を選択します
そしてまた、次のメッセージが
「無効なオーディオトラック数」と出てきます

DaVinci Resolve Studio 19 DCP書き出し
これも「無視して追加」を選択します
Blackmagic Designの担当者に
確認したところ
これはDCP書き出しが
基本5.1チャンネルがデフォルトに
なっているから出るメッセージだそうで
音編集ができる「Fairlight」で
バスのフォーマットを5.1に変更すれば
このメッセージが出なくなるそうです
私の場合は「ステレオ」です
最後に「レンダー」を押せば
変換と書き出しがスタートします
私の場合
84分(105GB)の作品だったので
その2倍〜3倍の書き出し時間がかかりました
おそらくM4などの
新しいAppleシリコン入りのMacだと
書き出しも早いのかと思います
いかんせん
私のMacはM1 Mac Book Airですので
DaVinci Resolve Studiosで
DCP書き出しする場合
KDM(Key Delivery Message Key)
という暗号は付けられません
暗号化DCPが必要な場合は
easyDCPを使用する必要が出てきます
ただ
DaVinci Resolve Studioがひとつあれば
DCP書き出し後の映像データも
そのままDaVinci Resolve Studioに
読み込んで映像、音をチェックできます
DCP書き出し後の
データをチェックするために
無料ソフトのDCP-o-maticのプレイヤーを
インストールする方もいたかと思いますが
DaVinci Resolve Studioがあれば再生できます
DaVinci Resolve Studio19は有償版ですが
私が以前使用していた無料版と比較しても
とても優秀な映像総合ソフトだと言えます
Adobe Premiere Proはサブスクなので
使用する度にお金がかかりますが
DaVinci Resolve Studio19だと
購入してしまえば使い続けられます
私のような
低予算の自主映画製作者からすると
サブスクはとても大変だったりするので
今ではApple Final Cut Proは
カット編集や短編映画など簡単な
作品にしか使用せず
編集、音編集、カラーコレクションなど
全てをDaVinci Resolve Studio19で行っています
繰り返しになりますが
私のMacはM1 Mac Book Airですが
DCP以外のレンダリングはとてもスムーズであり
一度たりとも作業中にダウンしたことはありません
今の若い映像クリエイターが
使用しているソフトで一番多いのが
無償版のDaVinci Resolveだそうですが
お金を少しかけて
有償版DaVinci Resolve Studioに
グレードをあげてみてもいいのでは
※もし、今回の記載で誤りがありましたら、ご指摘ください。
念には念をおして、確認できるところは関係者に確認をとっていますので
DaVinci Resolve Studio 19を使って
再編集をした劇場用予告編HD版はこちら
(これは2K DCP Flatではありません)
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最後に
ロシアの独裁者プーチンに鉄槌を!
プーチン支持者に厳罰を!
ウクライナに平和を!