久しぶりのつぶやきです。
数日経ってもモヤモヤがおさまらないので、ぼやきます。
オープンしてまもなく3年、最近は子供も増えましたが、
ずーっと大人からバレエをはじめた方々も応援してきました。
バレエはただレッスンに通っているだけではうまくなりません。
身体の動かし方を理解せずに量だけこなしても『バレエ』の動きにはならないのです。
「何かが違う」と思いながらも、何が違うのかわからずなんとなくバレエを続けていらっしゃる方をサポートできれば、という思いでいつも試行錯誤している毎日です。
"なんちゃってバレエ"を『バレエ』に変える一番のキーポイントは
『床を感じる』ことです。
オープン当初からずーーーーっとそれがどれだけ大事なことか
うちの講師全員が言い続けてきたはずなんです。
ルルベをする時も、つま先を伸ばす時も、立っている時でさえ感じていなければなりません。
それなのに・・・
デフィのレッスンに通い続けてくれているのに一向に変化が現れない方々に、時間がかかり過ぎだなと不思議に思いながらも、表現を変え、アドバイスを変え、試行錯誤でコツを伝え続けてきたのですが、
そもそも床を感じることが不可能な足でスタジオにいらしてたことが発覚。
・・・ 絶句です
恋人に裏切られたくらいのショック
うちの講師陣がいくら熱心に指導したところで、
床を感じられない状態の足でバレエの動きが出来るわけがなく、バレエに必要な筋肉が発達するはずもない。
真面目に聞いてくれてると思っていたが、全く耳に入ってなかった・・・
大人バレエの欠点①
人の話を聞いているようで聞いていない
大人バレエの欠点②
言い訳が多い
大人バレエの欠点③
自分に甘い偽装の熱心生徒
「どうすればできるようになるんですか~」と聞くわりに、実際練習方法などを教えても辛い・面倒くさいと判断したものはすぐ反対の耳からすり抜けて試そうともしない。なのに、できないわからないと言い続け、アドバイスを求め続ける。
今一度、習い事とは何をする場なのか考えてみましょう。
足の筋肉が弱いから、
肩が内肩だから、
O脚だから、
外反母趾だから、
股関節が固いから、
バレエ始めたのが遅かったから、などなど
とさまざまな言い訳を並べて、自分で限界を決め我流をつき通し、
克服してがんばろうって気はさらさらない。
これで何を"習う"つもりなのでしょう。
「以前習っていた先生は大人バレエの人達を上手にしてあげようなんて気はこれっぽっちもない先生だったので、こちらにきました」
とおっしゃってうちに入会した方のことをふと思い出しました。
そういう"冷めた講師"を生み出してしまうのは誰なのか。
講師を責める前に、①②③のような大人がたくさんいるお教室ではなかったか思い返してみてください。
いくら講師が熱心でも一方通行じゃ意味がありません。
大人バレエの目的は人それぞれで、そもそも上手になりたいと思っていない人もいると思いますが、故意でなくとも講師を欺いてはダメでしょう。悲しくなります。
うちの若い先生からは、「早い段階で判明してよかったですよ」って慰めてもらったけれど(早いかな?)、さすがのわたしも今回ばかりはドーンと気持ちが落ちました
デフィの先生達が普段どれだけ丁寧に教えているかご存じの方はわたしのこの虚脱感、ご理解いただけるのではないでしょうか。
バレエの素質どうこうの前に、習い事の素質を持たないと何を始めても無駄になってしまいますよ。