毎年十万匹の殺処分・・・
人間は何をやってるんだろうと虚しくなります。
わたしたちひとりひとりにもできることはないだろうか。。
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だいぶ貯まりましたが、いっぱいになったら殺処分を減らすために日々努力されているオーナーにお届けにいきますので、ご協力いただけたら嬉しい限りです
『殺処分ゼロを願う女子高生』
http://bowmeow.jp/bowmeow/matomeview?no=289
小さなポットに咲く一輪の花。
これは犬猫の骨を肥料に育った花なんです。
青森県の三本木農業高校では、動物愛護センターより殺処分された犬猫の骨を譲り受け、土に混ぜて花を育てる活動を行っています。
この活動は2012年から始まり、今年で3年目になります。
日本では、毎年十万匹以上の犬猫が殺処分され、焼却された後に残った骨は「ゴミ」として扱われている現状をあなたはご存知でしょうか。
人間の都合で殺処分された尊い命が、最終的に廃棄処分される現実に胸を痛めた青森県の女子高生の一声から始まったプロジェクトが、この「命の花プロジェクト」なのです。
三本木農業高校の生徒は授業の一環で保健所へ行くことになっており、そこで殺処分と、殺処分後の犬猫の遺骨を実際に見ることで悲惨な現状を知り、大きなショックを受けました。
「人間の都合で殺された犬猫が、人間の都合でゴミ扱いされるなんて」「もっとたくさん生きていたかっただろうに」...そんな思いから、一人の女子高生が声を挙げました。
「犬や猫の骨を無駄にしたくない」
担任の先生に相談し、犬猫の骨が花の肥料になるということを知った彼女は、犬猫の骨を土に混ぜて花を育てる、後の「命の花プロジェクト」を思い付くのでした。
このプロジェクトに賛同した他の生徒たちとともに動物愛護センターに掛け合ったところ、好意的に受け入れてくれました。
しかし、骨を肥料として使うために皆で骨を粉々に砕かなければなりません。
それは健気な女子高生には想像以上につらい作業で、涙を流しながらもレンガで骨を粉々にしていきました。
時には飼われていた当時のリードや名札の破片が出てくることも・・・。
また、地域の人の「骨が肥料だなんて気持ち悪い」「教育に悪い」などという批判的な声も少なくはありませんでした。
それでも彼女たちは諦めず、当初の思いを貫き続けました。
今では多くの人が「命の花プロジェクト」に理解を示し、育った花はイベントなどで地域の人たちに配っています。
花を通して、生徒たちの思いや、犬猫の殺処分の現状を引き継いでいくのです。
当初はマリーゴールドだけだった花の種類も、現在はサルビアやケイトウなども増えているとのこと。
また、生徒たちは殺処分に関する出張授業や紙芝居を行うなど、低年齢の子どもたちへの訴えていきたい、と議論を深めています。
2014年には、滝川クリステルさんも活動に参加されています。
様々な対策により、確かに犬猫の殺処分数は減ってはきています。
しかしながら、それでも毎年十万匹以上の犬猫が殺処分されているという現状があります。
彼女たちが「命の花が殺処分ゼロの糸口になれば」と願うように、私たちもしっかりとこの現実に目を向けていかなければなりません。
いつか殺処分がゼロになる日まで、「命の花」は咲き続けます。