StudioC# -22ページ目

StudioC#

数学、物理、プログラミング、等のメモ

動きながら準備する

 

やろう、とひらめく。

そのとき「いまやろう」と腰を上げるか、「そのうちに」といったん忘れるか。

やろうと思ったときに、なにかきっかけとなる行動を起こす。

それができない人は、いつになってもはじめることができない。

むしろ次第に「まだ準備ができていない」という思い込みの方が強くなっていく。

いつの日か、十分な知識、道具、技術、資金、やろうという気力、いけるという予感、やり切れる体力、そのすべてが完璧にそろう時期が来ると信じてしまうのだ。

 

だがいくら準備しても、それらが事の成否を決めることはない。

いかに素早く一歩目を踏み出せるか。

いかに多くの問題点に気づけるか。

いかに丁寧に改善できるか。

少しでも成功に近づけるために、できることはその工夫だけである。

 

よく行動する人は、知識は必要最低限でいいと思っている。

なぜなら実際に動く前に、わかることなんてほとんどないと知っているからである。

だからよく失敗する。

だがそれで「順調」だと思っている。

 

私たちの脳は、自分の行動をうまく正当化するようにつくられている。

小さな「一歩を踏み出す」ことを続けていると、それが正しい理由を脳が勝手に集めてくれる。

行動につながらない学問は無意味である。

大切なのは不安をなくすことではない。

いかに早く、多くの失敗を重ねることができるか。

そして「未来はいくらでも自分の手で生み出すことができる」という自信と確信をうみだし続けることである。