STRATA 3Dでエアブラシのアニメーション(その1…モデリング編) | studio7の映像実験室

STRATA 3Dでエアブラシのアニメーション(その1…モデリング編)

 国内外を含め、STRATAを愛用者はマイノリティーという状況である。
 そして、ユーザーのフォーラムを眺めても、ほとんどが工業製品や建築関係の作品ばかりで、キャラクター…ましてやそのキャラを動かした動画作品というのは極めて少ない。

 先日試作した「マッハ15」の動画は、工業製品(メカ物)とキャラクターアニメの折衷案みたいなノリだった。
 これはある意味でPixarのロゴや、その元となっている『ルクソーJr.』も同じ。
 つまりは、工業製品のキャラクター化である。

 それはそれで、キャラクターアニメへと向かうアプローチではある。


 で、やってみた。

 まず手元にあるエアブラシをモデリング。

 例によって自分用のメモ。




 テクスチャを貼っていない状態の白いエアブラシ。

STRATA DISIGN 3D CX実験室-3D白いエアブラシ
 


 基本的には筒状のパーツがほとんどなので、輪郭を描いて旋回ツールで作ることができるから簡単。
 
 花弁状になっている先端部分は、スキンツールで作ったものを「指定形式で複製」で4つに増やしてある。

STRATA DISIGN 3D CX実験室-3Dエアブラシ先端部



 支柱と本体をつないでいるところもスキンツールで作ったが、あんまり奇麗な形にはならなかった(^^;

STRATA DISIGN 3D CX実験室-3Dエアブラシ曲面パーツ


 こういう形状は様々なモデリングのアプローチ方法があると思う。
 今回、このパーツは上部が本体に隠れることと、最終的にテクスチャを貼ると写り込みなどで誤摩化せるのでこのまま使う。


 エアブラシには、歯車状に滑り止めが付いているパーツがいくつかある。

 Illustratorの「スターツール」で作った歯車の断面の形状をSTRATAに読み込み、「押し出しツール」で厚みを付ける。

STRATA DISIGN 3D CX実験室-3Dエアブラシ歯車


 まあ、これだけだったら簡単なのだが、実物のエアブラシを見るともう少し複雑な形状だったりする。

STRATA DISIGN 3D CX実験室-3Dエアブラシ歯車02


 よく考えたら、「ベベル」を調整すれば簡単だったかもしれない。
 今回は、1/4だけを「ペン2D領域ツール」で描画→「押し出しツール」→「ジオメトリー変換」でベジェサーフェス化。ベジェの頂点をいじって角っこの丸みを出したものを、「ミラーツール」を使ってこの形にした。

 もうひとつ、異なった滑り止めのパーツがある。

STRATA DISIGN 3D CX実験室-3Dエアブラシ歯車03


 パイナップル状と言うか、何と言うか…。

 さすがにこれを作り込むのは大変なので、バンプのテクスチャを貼ることにする。

STRATA DISIGN 3D CX実験室-3Dエアブラシ歯車バンプ


 バンプのマッピングは、黒が濃いほど凹んでいるように見せてくれる。色々な質感を出すためにも欠かせない。
 斜めに交差した線はIllustrotorで作り、それをPhotoshopで開く。そのレイヤーをいくつも複製して、レイヤーごとに線の太さと「ブラー(ガウス)」の量を変えて、濃淡の段差(?)ができるようにした。

 これを円筒状にマッピングしたが、前掲画像のようにあまり奇麗にはいかなかった。
 が、これまた最終的にテクスチャで光沢や反射の質感を与えることで誤摩化せるし、何と言っても小さいパーツなのでこれで良しとする。


 別の問題が螺旋状のホースだった。

 単なる螺旋だったら、「旋回ツール」の「スウィープ」で作れる。

 でも、螺旋状じゃない部分もあるわけで、いったいどうしたものか。

 結局は「ペン曲線ツール」で描画したラインに沿って「パス押し出し」をした。

STRATA DISIGN 3D CX実験室-3Dエアブラシホース


 「スウィープ」で作った螺旋のラインを編集する方法があることを知ったのは、これを作った後だった。




 で、完成したのが冒頭の画像。

 今度はこれを動画にしてみたいわけである。

(つづく)