「原点」が出てきた | studio7の映像実験室

「原点」が出てきた

 探し物をしていたら、こんなものが出てきた。

studio7の映像実験室-編集機

 8mmフィルムの編集に使うビューワーである。
 これとスプライサー(フィルムをテープで切ったり繋いだりする機具)で高校時代にアニメーションなどを編集していたのだ。

 当時、カメラや映写機は友人から借りたのだが、編集する道具を持っているヤツはいなかったので(今思えば映画研究部のを借りればよかった)小遣いをはたいたか前借りしたか踏み倒したか忘れたが、とにかく買ったのである。

 同じ段ボール箱に、現像済みのフィルムも何本か入っていた。
 残念ながら我々が撮った作品は無かったものの、幼稚園時代の自分が雪合戦をやっているロールがあったので試しにかけてみると…おお、ちゃんと作動する。よく生きてたなあ。

 幼稚園時代の私が写っているわけであるからして、ウチには8mmカメラがあったのである。
 「鉄」だった父親が蒸気機関車を撮影するために買ったもので、残念ながら私には触らせてもらえなかった。
 なので、多少なりともマトモに8mmカメラを使ったのは高校に入ってからのことだった。

 
 このフィルムってヤツは撮影してから現像に出さなくてはならないわけである。
 現像から上がってくるのを待つ数日間が、もどかしくも楽しい時間だった。
 で、このビューワーとか映写機にドキドキしながらフィルムをかける。
 「動いてる、動いてる」…って、当たり前なのだが、この瞬間の感動は(特にアニメーションだと)たまらない。

 その経験が無かったら、今、(例えゆるゆるでも)映像作品なんて作ってはいなかったのではないかと思う。


 動いているものを記録(=撮影)して、それっぽくまとめる(=編集)という楽しみは、フィルムでもデジタルビデオでも変わらない。