東京レバーハッツの「路上映像」完成
私が勝手に応援しているディキシーランドの学生バンド「東京レバーハッツ」。
昨年の秋にたまたま彼らの路上ライブに遭遇し、妙に何か惹かれるものがあって「ビデオで皆さんのライブを撮ってYouTubeにアップしてもいいですか?」と声をかけた。
その後、3カ所の路上ライブとCDの録音風景を撮影させてもらい、いざ編集!
…と意気込んだは良いが、音楽も映像もド素人の私には難しいチャレンジとなった。
12月には完成させるハズが、年を越してしまった。
色々と反省点はあるが、とりあえず完成品をば。
【以下、解説という名の言い訳】
自分の力量や機材などの条件を考えると企画自体に無理があった(お~い;)。
撮影に入る前に、ネットニュースのサイトで彼らの演奏を紹介した映像を見たのだが、街頭ノイズだらけである。実はその時点で自らの企画の失敗を確信していた。
駅前での演奏がほとんどなので、電車の音・ホームのアナウンス・バスその他の車の音は間違い無く入ってくる。私が撮影した時は、後ろを救急車がサイレンを鳴らしながら通り過ぎて行ったりもした。
ライブを現場で聴いているときはカクテルパーティー効果が働くので気にならないが、録画・録音した状態だと「え~、私、雑音でございます」と名刺を渡されているような…。
さあ困ったと思っていたら、ちょうど彼らがCDを作るという。録音風景を撮影した音を使えばバッチリではないか。
…と思ったのも大きな間違いであった。
一応、私のビデオカメラには外部マイク(ステレオ)がつないである。が、音を聴いてみると不必要な臨場感…「音楽」が録音されているのではなく「録音風景の音」が録音されている感じ。
さあ困ったと思っていたら、彼らのCD録音はICレコーダーであり、「~.wav」のファイル形式で記録されると言う。それだったら音源としてパソコンに取り込める。それを使えばバッチリではないか。
…と思ったのも大きな間違いであった。
理由は今なおわからないのだが、素材データだけを聴くと奇麗なのに映像編集ソフトに取り込むとノイズやら音割れが生じるのだ。まあ、それでもビデオで録った音よりはずっと良いのでそっちを使うことにした。
なので、音楽そのものを鑑賞したい方で機会がある方は彼らのCDを買って聴いてください。
さて、別の大問題があった。
私は彼らの『聖者の行進』を(スタジオ録音風景を含めて)トータルで8回撮影している。平均すると1ライブあたり2回の撮影である。
しかし、東京レバーハッツの魅力は「現場のノリ」であり「アドリブ性」である。
演奏ごとにテンポも違うし、フレーズの繰り返しや歌がどこに入るかといった構成&曲の長さも違うし、同じメロディを演奏していても“崩し方”が違うのだ。
そんな演奏風景をあっちこっちで撮影したを編集して「1曲」にまとめるというのはどう考えても無理でしょう。…と、気づいたのは編集作業に入ってから。気づくのが遅過ぎる。
さらに私の撮影技術の問題で「使える映像」が少ない…。
まあ、本来ならばせめて1回の演奏を2台のカメラで別アングルから撮るくらいの形で素材をキープしておけば多少は楽だったとは思うが、カメラは1台しか無いし撮影クルーは私1人なのでそれも難しい。
かと言って、CDの音をモニターしながらそれに合わせて演奏してもらうなんてことは出来ないし、やりたくない。「路上ライブそのまんま」を撮りたいのだ。
いや~、どうしましょう。
結局、色んなズルをやった。
まずテンポ合わせは波形なども確認しながら映像のスピードをカットごとに伸縮。とりあえず歌の部分のクチパクだけは極力CDと合わせた。それ以外はもう、サックスやトロンボーンは無視してバンジョーのリズムだけを頼りに調整。まったく別の曲を演奏している映像を重ねているところも多々ある。
また、長ロングで撮った絵や、逆光で運指などがわかりづらい絵を挟み込んだりとか。
そして、もともとエンドロールを作って入れる予定だったメンバー紹介は本編部分に入れ、そこはスタジオ録音風景と静止画を使うことで逃げた。
今思うと、電車で異動中の様子とか休憩中の様子もインサートカットとして押さえておけば良かった。
カットの切り替えやシーン(演奏場所)の変化のテンポも一応は音楽に合わせてはあるが、生理的に心地よいリズムに仕上がりになったかと言うと今ひとつ。
そこで、私の最後のわるあがき。「ケレン味」を加味することで誤摩化そうという魂胆。
「メンバーは普通のスピードで演奏しているが、通り過ぎる人たちはエラい早さで画面を横切っていく」という部分の特撮カット(笑)がそれである。
それはそれで“路上らしさ”をデフォルメした効果だとは思うが、使い方として成功しているかどうかは別問題である。
また、これは最近ある方に教えていただいたことだが「撮影した結果を編集する」視点と「編集を前提に撮影」視点とがある。今回は前者に近いケースではあるが、極端に言うなら「ドキュメンタリー用映像を無理矢理音楽に合わせる」というようなもの。それはそれでまた別の視点で撮影すべきではあろう。
結果、トータルとして、「ただ切った貼ったをしただけの映像」になってしまったことは自覚している。
が、これはこれで私にとってはひとつの経験であり、財産にはなった。
自己満足で済めば良いが、これは「東京レバーハッツ」の皆さんに対する評価につながり得る映像である。最低でもレバーハッツの皆さんがご覧になって喜んでくれなければ話にならない。
1月9日、「東京レバーハッツ」がライブハウスで演奏をした。
そこにノートパソコンを持参してチェックを入れてもらったのだが、ご本人たちは大いに(照れながら)喜んでくれた。…まあ、今回はそれで良しとするか…。ありがとう、メンバーの皆さん。
プロモーションにはならないかもしれないが、皆さんの卒業記念の映像(メンバー4人のうち、3人は4年生で、この春には社会人としての人生が始まる)になってくれれば幸いである。
…当初掲げた高い目標からはずいぶんと離れてしまったが。
そ・れ・で・も!
今後も色々と映像作品は試行錯誤しながら作り続けていきたいと思う。
…でも、やっぱり「おバカ映像」が自分には合ってるのかな…(^^)
昨年の秋にたまたま彼らの路上ライブに遭遇し、妙に何か惹かれるものがあって「ビデオで皆さんのライブを撮ってYouTubeにアップしてもいいですか?」と声をかけた。
その後、3カ所の路上ライブとCDの録音風景を撮影させてもらい、いざ編集!
…と意気込んだは良いが、音楽も映像もド素人の私には難しいチャレンジとなった。
12月には完成させるハズが、年を越してしまった。
色々と反省点はあるが、とりあえず完成品をば。
【以下、解説という名の言い訳】
自分の力量や機材などの条件を考えると企画自体に無理があった(お~い;)。
撮影に入る前に、ネットニュースのサイトで彼らの演奏を紹介した映像を見たのだが、街頭ノイズだらけである。実はその時点で自らの企画の失敗を確信していた。
駅前での演奏がほとんどなので、電車の音・ホームのアナウンス・バスその他の車の音は間違い無く入ってくる。私が撮影した時は、後ろを救急車がサイレンを鳴らしながら通り過ぎて行ったりもした。
ライブを現場で聴いているときはカクテルパーティー効果が働くので気にならないが、録画・録音した状態だと「え~、私、雑音でございます」と名刺を渡されているような…。
さあ困ったと思っていたら、ちょうど彼らがCDを作るという。録音風景を撮影した音を使えばバッチリではないか。
…と思ったのも大きな間違いであった。
一応、私のビデオカメラには外部マイク(ステレオ)がつないである。が、音を聴いてみると不必要な臨場感…「音楽」が録音されているのではなく「録音風景の音」が録音されている感じ。
さあ困ったと思っていたら、彼らのCD録音はICレコーダーであり、「~.wav」のファイル形式で記録されると言う。それだったら音源としてパソコンに取り込める。それを使えばバッチリではないか。
…と思ったのも大きな間違いであった。
理由は今なおわからないのだが、素材データだけを聴くと奇麗なのに映像編集ソフトに取り込むとノイズやら音割れが生じるのだ。まあ、それでもビデオで録った音よりはずっと良いのでそっちを使うことにした。
なので、音楽そのものを鑑賞したい方で機会がある方は彼らのCDを買って聴いてください。
さて、別の大問題があった。
私は彼らの『聖者の行進』を(スタジオ録音風景を含めて)トータルで8回撮影している。平均すると1ライブあたり2回の撮影である。
しかし、東京レバーハッツの魅力は「現場のノリ」であり「アドリブ性」である。
演奏ごとにテンポも違うし、フレーズの繰り返しや歌がどこに入るかといった構成&曲の長さも違うし、同じメロディを演奏していても“崩し方”が違うのだ。
そんな演奏風景をあっちこっちで撮影したを編集して「1曲」にまとめるというのはどう考えても無理でしょう。…と、気づいたのは編集作業に入ってから。気づくのが遅過ぎる。
さらに私の撮影技術の問題で「使える映像」が少ない…。
まあ、本来ならばせめて1回の演奏を2台のカメラで別アングルから撮るくらいの形で素材をキープしておけば多少は楽だったとは思うが、カメラは1台しか無いし撮影クルーは私1人なのでそれも難しい。
かと言って、CDの音をモニターしながらそれに合わせて演奏してもらうなんてことは出来ないし、やりたくない。「路上ライブそのまんま」を撮りたいのだ。
いや~、どうしましょう。
結局、色んなズルをやった。
まずテンポ合わせは波形なども確認しながら映像のスピードをカットごとに伸縮。とりあえず歌の部分のクチパクだけは極力CDと合わせた。それ以外はもう、サックスやトロンボーンは無視してバンジョーのリズムだけを頼りに調整。まったく別の曲を演奏している映像を重ねているところも多々ある。
また、長ロングで撮った絵や、逆光で運指などがわかりづらい絵を挟み込んだりとか。
そして、もともとエンドロールを作って入れる予定だったメンバー紹介は本編部分に入れ、そこはスタジオ録音風景と静止画を使うことで逃げた。
今思うと、電車で異動中の様子とか休憩中の様子もインサートカットとして押さえておけば良かった。
カットの切り替えやシーン(演奏場所)の変化のテンポも一応は音楽に合わせてはあるが、生理的に心地よいリズムに仕上がりになったかと言うと今ひとつ。
そこで、私の最後のわるあがき。「ケレン味」を加味することで誤摩化そうという魂胆。
「メンバーは普通のスピードで演奏しているが、通り過ぎる人たちはエラい早さで画面を横切っていく」という部分の特撮カット(笑)がそれである。
それはそれで“路上らしさ”をデフォルメした効果だとは思うが、使い方として成功しているかどうかは別問題である。
また、これは最近ある方に教えていただいたことだが「撮影した結果を編集する」視点と「編集を前提に撮影」視点とがある。今回は前者に近いケースではあるが、極端に言うなら「ドキュメンタリー用映像を無理矢理音楽に合わせる」というようなもの。それはそれでまた別の視点で撮影すべきではあろう。
結果、トータルとして、「ただ切った貼ったをしただけの映像」になってしまったことは自覚している。
が、これはこれで私にとってはひとつの経験であり、財産にはなった。
自己満足で済めば良いが、これは「東京レバーハッツ」の皆さんに対する評価につながり得る映像である。最低でもレバーハッツの皆さんがご覧になって喜んでくれなければ話にならない。
1月9日、「東京レバーハッツ」がライブハウスで演奏をした。
そこにノートパソコンを持参してチェックを入れてもらったのだが、ご本人たちは大いに(照れながら)喜んでくれた。…まあ、今回はそれで良しとするか…。ありがとう、メンバーの皆さん。
プロモーションにはならないかもしれないが、皆さんの卒業記念の映像(メンバー4人のうち、3人は4年生で、この春には社会人としての人生が始まる)になってくれれば幸いである。
…当初掲げた高い目標からはずいぶんと離れてしまったが。
そ・れ・で・も!
今後も色々と映像作品は試行錯誤しながら作り続けていきたいと思う。
…でも、やっぱり「おバカ映像」が自分には合ってるのかな…(^^)