『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』…ここが新しい!(たいしたネタバレ無し) | studio7の映像実験室

『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』…ここが新しい!(たいしたネタバレ無し)

 「ウルトラマン(たち)」というキャラクターを使った壮大なパロディ(オマージュやセルフパロディを含む)映画だった。

 
 シチュエーションからして明らかにコメディという作品は過去にも『ウルトラマンゼアス』で試みられていたが、今回の作品はもっとハードな笑いというか、“ウルトラ的教養”と“映画の教養”が求められるようなタイプ。残念ながら私は映画の教養を欠くのだが、色々な映画をご覧になっている人はもっと楽しめたのではないかと思う。

 『ゴジラ ファイナルウォーズ』で、“ハリウッド版のCGゴジラによく似た怪獣”があっさりやられちゃうシーンに客席は(そこそこ)湧いた…ああいうテイストかな。

 シチュエーションや登場キャラが大真面目なのに笑いを誘うというあたりは『ピンクパンサー』的と言えるかもしれない。
 また、観客に「え~っと…ここ、笑っていいシーンなんだよね…」といった戸惑いをもたらすところは『モンティ・パイソン』に通じるかもしれない。

 構成やストーリーがもう少し練られていれば、『ギャラクシー・クエスト』のようにコメディとしてもSFとしても良質の作品になった可能性もある。そこらへん惜しいとは思うが、今回はアクションシーンがメインだったので仕方が無いか…キャラの動きでもかなり笑わせてくれたし。


 そうした意味で、『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』は確かにこれまでに無い、新しいウルトラマンを見せてくれた。
 


 …ヤなヤツだな、オレって。