モンティ・パイソン依存症 | studio7の映像実験室

モンティ・パイソン依存症

 たぶん、平均的な日本人としては『モンティ・パイソン』を観ている方だと思う。
 幸か不幸か、中学三年になったばかりの1976年4月に『チャンネル泥棒! 快感ギャグ番組! 空飛ぶモンティ・パイソン』の初回放送を観て…と言うより同年3月に流された番宣CMを観てしまい、現在に至る。

 映画版は全てちゃんと劇場で観たし、関連書籍やグッズやフィギュアも多少は持っているし、必要と思われる(“必要”の基準がわからないが…)DVDも持っている。
 まあ、マニアの域には達していないが、ファンだとは言えるだろう。

 
 面白いか、と訊かれれば「面白い」と答えられる。

 が、好きか、と訊かれると返答に困る。

 
 私は思想や諷刺系の笑いは不得手だし、お下劣なギャグは苦手なのだ。
 モンティ・パイソンはそういうネタの宝庫である。
 
 そのあたり、モンティ・パイソンの面々は当時(本国イギリスでの放送は1969年~)の社会やテレビやコメディーのタブーを打ち破るために確信犯的にやっていることはわかる。
 実際、それは成功して「モンティ・パイソン的なるもの」という、ひとつの文化を作ってしまった。

 だが、その表現方法はすさまじく、なおかつ「毒」が強い。
 生理的嫌悪感を存分に味わうことが出来るネタも多々ある…一番有名(?)なのは、映画『モンティ・パイソン/人生狂騒曲』での“吐きまくり”シーンか。
 裸(男女ともw)なんて当たり前だし、人体は切り刻まれるし、特定の職業や国などへの差別的な表現はあるし、私が好まない表現(女性の裸を除く)だらけ。
 そんな表現スタイルも彼らの狙いであり、彼らなりの必然性があるんだとは思う。
 しかし、私の感覚はそれを受け付けない。

 ハズなのだが。

 困ったことに、そういう嫌いなネタでも笑っちゃう自分がいたりする。
 「笑っちゃう」というより「笑わされている」という感じかもしれない。


 これって、アブナイ薬物みたいなものなのではないか。

 
 で、今年はモンティ・パイソンが(イギリスで)放送されてから40周年。
 
 『空飛ぶモンティ・パイソン40thアニバーサリーBOX』なんて8枚組のDVDも出た。

 …買った。

 このボックスにはテレビ放映された全ての回が収録されているのだが、既に持っている『空飛ぶモンティ・パイソン“日本語吹替復活”DVD BOX』(7枚組)にも日本未放映分も含めて全て入っているハズだ。
 特典を除くと内容的には完全にダブりである。

 …でも買った。


studio7の映像実験室-モンティ・パイソンDVD


 完全に依存症状態。

 もう一度中学生のあの頃に戻ることが出来たら…やっぱり観ちゃうだろうなあ。