パースくん2…初めてのアート(笑)〜その7
で、いよいよ「パースくん2」が先生からの講評を受ける時が来た。
この先生は東京藝術大学卒で大学院まで進んでいるが、油画科だった。
が、何故か今は布と樹脂を使った立体作品を作っている。
ついでに、前に受けた「Flashを使ったWEBデザイン」の先生は武蔵美の彫刻出身なのだが、デジタルや立体を使ったファインアートをやっているらしい。
ついでのついでに、我々通信教育部の情報デザインコースの「担任の先生」とも言うべき先生はパフォーマンス系の活動をしているが、もともとは建築の人だった。
どうも美術界はよくわからない。どっちにしても、現代アートな講師陣ではある。
今回の先生は、基本的に良いところを見つけて評価する…誉めるタイプの人である。
作った本人が気づかないポイントまで「発見」して誉めてくれる。
だが、私のグチャグチャ作品をどう誉めるのか?…開き直ってお手並み拝見。
…いい加減に観念して完成作品の写真をアップしないとネタが進められないよなあ。
現在もまだ人様にお見せしたくないのだが、やむを得ない。
「パースくん2」(2009 油土)
…何も言うな!
で、先生からの講評。
「まず、これが“ここにある”という、絶対的な存在感がありますね」
そりゃ“ここにある”のは当たり前ですがな。でも、初めて私の作品に対してアートっぽい言葉による評価が与えられたぞ(笑)
だが、それくらいしか誉めようがあるまい。
「そして、何者かの力によって歪められた空間が迫ってきます」
その力って、単に“重力”です。
「油土という素材を活かした質感」
表面を均したりとか仕上げが出来ませんでしたからね~。
ホントにモノは言いようだ。無理矢理誉め殺しにしようと言うのか?
「後からこの“つっかえ棒”部分を加えたわけですが、これは正解でしたね。全体の形として非常に良くなっています」
「それからここ! 見て下さい、この水の部分に開けられた穴です。作っている最中に、“穴を開けたら?”って言おうと思ったんですが、気づいたら穴が開いてて…凄ェ~なァと思いました」
↑つっかえ棒と「水の穴」
「スケッチでエスカレーターと下駄という組み合わせを見て、こりゃあ来るなあと思っていたら、やっぱり来ましたね。面白い作品です」
「下駄という要素から、鼻緒というアイコンを選択したことが成功しています。鼻緒の独特の形状がエスカレーターに着くことで、強烈な違和感を生み出しています」
「それに、この水の質感、よく作りましたね、見事です」
↑水の表現…???
「中に秘められていた物が、一気に湧き出たような力強さと勢いがありますよね。これがブロンズ作品としてここにあったらもっと凄いですよ」
?????????
待て…。
本気で誉めてる?
しかも、(マジで客観的に判断して)他の作品への講評と比べると大絶賛である。
他の学生さんは「自分の作品の方が明らかに優れているのに、この誉めようは何だ?」と思っていたに違いない。
通常、私は誉められると調子に乗るし、自慢もする。
今回の記事も、もちろん自慢記事ではある。
なのだが、今ひとつ自慢し切れないのだ。
普通ならその日のうちにこのブログで大自慢大会をやっていたハズ。
だが、これまでに書いてきたように、私自身からするとサイテーの作品なのだ。
それを誉められても納得がいかない。
わけがわからんので、作品を壊す時には妙に力が入った。
しかしそれだけでは収まらず、授業終了後に先生に言った。
「先生、すみません…。さきほど頂いた講評の意味が理解できないんですが…」
私は、講評に対する異議申し立てをするという、ちょっと自分でもびっくりな行為に出たのだ。
(つづく)
この先生は東京藝術大学卒で大学院まで進んでいるが、油画科だった。
が、何故か今は布と樹脂を使った立体作品を作っている。
ついでに、前に受けた「Flashを使ったWEBデザイン」の先生は武蔵美の彫刻出身なのだが、デジタルや立体を使ったファインアートをやっているらしい。
ついでのついでに、我々通信教育部の情報デザインコースの「担任の先生」とも言うべき先生はパフォーマンス系の活動をしているが、もともとは建築の人だった。
どうも美術界はよくわからない。どっちにしても、現代アートな講師陣ではある。
今回の先生は、基本的に良いところを見つけて評価する…誉めるタイプの人である。
作った本人が気づかないポイントまで「発見」して誉めてくれる。
だが、私のグチャグチャ作品をどう誉めるのか?…開き直ってお手並み拝見。
…いい加減に観念して完成作品の写真をアップしないとネタが進められないよなあ。
現在もまだ人様にお見せしたくないのだが、やむを得ない。
「パースくん2」(2009 油土)
…何も言うな!
で、先生からの講評。
「まず、これが“ここにある”という、絶対的な存在感がありますね」
そりゃ“ここにある”のは当たり前ですがな。でも、初めて私の作品に対してアートっぽい言葉による評価が与えられたぞ(笑)
だが、それくらいしか誉めようがあるまい。
「そして、何者かの力によって歪められた空間が迫ってきます」
その力って、単に“重力”です。
「油土という素材を活かした質感」
表面を均したりとか仕上げが出来ませんでしたからね~。
ホントにモノは言いようだ。無理矢理誉め殺しにしようと言うのか?
「後からこの“つっかえ棒”部分を加えたわけですが、これは正解でしたね。全体の形として非常に良くなっています」
「それからここ! 見て下さい、この水の部分に開けられた穴です。作っている最中に、“穴を開けたら?”って言おうと思ったんですが、気づいたら穴が開いてて…凄ェ~なァと思いました」
↑つっかえ棒と「水の穴」
「スケッチでエスカレーターと下駄という組み合わせを見て、こりゃあ来るなあと思っていたら、やっぱり来ましたね。面白い作品です」
「下駄という要素から、鼻緒というアイコンを選択したことが成功しています。鼻緒の独特の形状がエスカレーターに着くことで、強烈な違和感を生み出しています」
「それに、この水の質感、よく作りましたね、見事です」
↑水の表現…???
「中に秘められていた物が、一気に湧き出たような力強さと勢いがありますよね。これがブロンズ作品としてここにあったらもっと凄いですよ」
?????????
待て…。
本気で誉めてる?
しかも、(マジで客観的に判断して)他の作品への講評と比べると大絶賛である。
他の学生さんは「自分の作品の方が明らかに優れているのに、この誉めようは何だ?」と思っていたに違いない。
通常、私は誉められると調子に乗るし、自慢もする。
今回の記事も、もちろん自慢記事ではある。
なのだが、今ひとつ自慢し切れないのだ。
普通ならその日のうちにこのブログで大自慢大会をやっていたハズ。
だが、これまでに書いてきたように、私自身からするとサイテーの作品なのだ。
それを誉められても納得がいかない。
わけがわからんので、作品を壊す時には妙に力が入った。
しかしそれだけでは収まらず、授業終了後に先生に言った。
「先生、すみません…。さきほど頂いた講評の意味が理解できないんですが…」
私は、講評に対する異議申し立てをするという、ちょっと自分でもびっくりな行為に出たのだ。
(つづく)