パチスロ阿波踊……り?
え~、上の写真は、東京メトロ丸ノ内線・新中野駅(東京都中野区)の看板広告である。
同駅近くにあるパチスロ屋さんのもの。
ピエロとその手前の動物(サイか?)は「一般的な祭り」のスタイルだが、後ろの女性は阿波踊りを踊っている。
このイラストを阿波踊りとする根拠は…
1. 編み笠の後ろが長くなるように頭の位置がド真ん中ではなく前方にシフトしていること。
2. 手っ甲を装着していること。
3. 比較的手を高く上げていること。
この3点は昨今の阿波踊りの女踊りの特徴である。
もっとも、掌が前を向いていること(本当は掌が向き合う状態が基本)と、髪型(本当は「ひっつめ」が基本)が昨今の阿波踊りのお約束とは異なるのだが、まあ、間違いなく阿波踊りを描いたイラストでしょうな。
「昨今の」という言葉を二回も使ったのは、これらの特徴やお約束というのは昭和40年代頃から徐々に出来上がっていったものだから…という話をすると長くなるのでやめておく。
問題は、何故、新中野という駅のパチスロ屋さんの広告に阿波踊りが描かれているのか、ということである。
この新中野から二駅西にある新高円寺駅(東京都杉並区)だったら「東京阿波踊り(いわゆる高円寺阿波踊り)」の会場となるエリアなのでわかるのだが。
イラストレーターが「祭り」をイメージする資料なんかを探していて、偶然に阿波踊りの画像を発見しただけ…なんていう理由では面白くない。
実は、この新中野駅近くの鍋屋横町というエリアの商店街(なべよこ商店街)の夏祭りに、阿波踊りが登場するのだ。
ね? 祭りのポスターも阿波踊りでしょ?
この「なべよこ夏まつり」を知っている広告主(=パチスロ屋さん)なりデザイナーさんなりが、広告にも阿波踊りを使ったと考えられる。「地域に根ざしたパチスロ店」を目指しているのであろう…か?
いや…
ひょっとして実際に「パチスロ阿波踊り」なんて機種を導入したからかも…ンな訳ないか。
とにかく、夏というのは「阿波踊り的なるもの」に目が行く季節ではある。