才能は、無いっ! | studio7の映像実験室

才能は、無いっ!

 無事にお絵描きの〆切はクリアしました。

 それはさておき(さておくのかいっ!)。

studio7の映像実験室-小林七郎氏の机

 え~、この机は私の作業机ではありません。

 アニメーション美術の大御所・小林七郎さんの机です。
 別用があって小林プロダクションに伺った際、個人的に色々お話を伺ったり「技」を見せていただいちゃいました。この写真もその時に撮らせていただいたものです。…あ、もちろん本来の用件も果たしましたけど(何故デジカメを持って行ったのか、というツッコミはしないで下さい)。

 
 「技」について尋ねると、いきなり実演して見せて下さいました。

 ポスターカラーでば~っと空の青を塗り、それが乾かないうちに白を乗せていく…本当に雲が湧き出ているように見えました。

 そこに茶色でちゃちゃちゃっと線を引いたり緑の点々を打っていくと、そこには木が立っていました。

 ん~、凄い。


 まあ、画集まで出てる方ですからね…。

studio7の映像実験室-小林七郎画集

 私が技に感心していると、「技術は枚数を描けば身に付くもの。問題は目と才能」と釘をさされました。
 この言葉は正確な記憶ではありませんが、そんな内容だったと思います。

 しかし、次の言葉はほぼ正確に覚えています。

 「才能っていうのはね、“好き”ってことなんだよ」

 “好き”というのは、努力だの訓練だのという自覚がないまま自然に練習しちゃうということなんだと説明して下さいました。


 高校時代の友人で美大を経てテレビ番組に使うセットや小道具を作る仕事をしていたヤツがいます。
 彼が言うには「毎日毎日、とにかく何かを作りたくてしょうがなかった。仕事はその意欲を満たしてくれた」と…。


 確かに私も絵を描いたり何かを作ったりするのは好きです。
 が、小林さんがおっしゃるほどに「好き」なのか、友人のような創作意欲があるのか…考えてしまいます。


 やっぱり、才能、無いかも…。
 
 嫌いじゃない、って程度かなあ。