漫画の描き方 その5
漫画を描く上で、もちろん顔や表情は大切なポイントです。
しかし、アマチュアの同人誌を見ていると、中にはバストショットやアップだけのコマが続く作品も少なくありません。
『how to draw Manga』において、作者のKatyは17歳の若さでそうした動向に警鐘を鳴らしているようです。
人体というのが、おおまかにどんなパーツで構成されているのか、またキャラクターを生き生きと動かすためにはどうすればいいのか。
Katy先生はそうしたことにも力を入れて説明してくれています。
第四章の「Bodies」では、まずとても大切な注意から入っています。
「顔の描き方はマスターしたわね。いよいよ身体を描くときがきたわ」「(関節などは)操り人形やマネキンをイメージしてみまよう」
この絵でKetyは、「読者への挑戦」をぶちかましていることにお気づきでしょうか?
…そうです。右手には左手の拳が、左手には右手の拳が描かれているんです。下手に描き慣れてくると、なかなかこういう絵は描けません。「初心に返れ!」そんなKetyのメッセージが聞こえてきそうです。
基本の説明については、美術解剖図に匹敵するような身体のパーツ分割を示してくれています。
特に、“拡げた手を正面から見たところ(図の5ですね)”という難しいアングルについて説明されているというのは特筆すべきでしょう(マジで)。
この、カカトのパーツ分割が何だかアレなのは、「リアルな人体デッサンではなく、漫画ならではの足の特徴」を示しています…と思います。
と言うのも、こうした絵柄の場合は膝から下にボリュームを持たせることで可愛らしさなどを醸し出すという鉄則(?)があるんです。Katyはそのあたりのメソッドを十分に認識しているわけです。
これは、別の章の“Chibi Characters”でさらにデフォルメ(漫画の基本要素のひとつです)が加わった形で登場しています(“チビ”は“三等身”といった意味で使われているようです)。
余談ですが、日本で活躍しているフランス人の漫画家フレデリック・ボワレさんは朝日新聞に連載していた『フレデリック・ボワレの今様生態図鑑』というコラムで、「西洋ではくるぶしや手首は細いほうが良いとされているが、日本の女子高生はルーズソックスやレッグウォーマーで手足の先を大きくしている。これは、漫画文化によって生まれた“かわいい”という感覚が現代の美意識になった証拠」と分析、その原点の一つとして鉄腕アトムを挙げています。その時のコラムのサブタイトルは『鉄腕女子高生』。
Katyはフレデリック・ボワレさんが分析したことを、感覚的に学んでいるのでしょう。さすがは天才少女ですね。
こうした基礎を踏まえて、Katy先生による「デッサンに微塵の狂いも無く、人間らしい、生き生きとした動きを持ったキャラ」が出来上がります。
…その、「デッサンなどを踏まえた上で、自分流にデフォルメなどを加えていくことで個性が出る」ということを教えてくれている…のであろうと思いますような気がする感じがしないではないと想像出来なくはないものと推察が可能であるような無いような雰囲気が無きにしもあらずと言えることがあり得ないではないかもしれません。
そのあたり、文章による説明が無いのは例によってKaty流の教育法です。
さて、こうした高度な技術を持ったKaty先生は、いったいどんな道具を使って作画をしているのでしょうか?
次回は(プチネタになると思いますが)、Katyお薦めの画材について見ていきたいと思います。
しかし、アマチュアの同人誌を見ていると、中にはバストショットやアップだけのコマが続く作品も少なくありません。
『how to draw Manga』において、作者のKatyは17歳の若さでそうした動向に警鐘を鳴らしているようです。
人体というのが、おおまかにどんなパーツで構成されているのか、またキャラクターを生き生きと動かすためにはどうすればいいのか。
Katy先生はそうしたことにも力を入れて説明してくれています。
第四章の「Bodies」では、まずとても大切な注意から入っています。
「顔の描き方はマスターしたわね。いよいよ身体を描くときがきたわ」「(関節などは)操り人形やマネキンをイメージしてみまよう」
この絵でKetyは、「読者への挑戦」をぶちかましていることにお気づきでしょうか?
…そうです。右手には左手の拳が、左手には右手の拳が描かれているんです。下手に描き慣れてくると、なかなかこういう絵は描けません。「初心に返れ!」そんなKetyのメッセージが聞こえてきそうです。
基本の説明については、美術解剖図に匹敵するような身体のパーツ分割を示してくれています。
特に、“拡げた手を正面から見たところ(図の5ですね)”という難しいアングルについて説明されているというのは特筆すべきでしょう(マジで)。
この、カカトのパーツ分割が何だかアレなのは、「リアルな人体デッサンではなく、漫画ならではの足の特徴」を示しています…と思います。
と言うのも、こうした絵柄の場合は膝から下にボリュームを持たせることで可愛らしさなどを醸し出すという鉄則(?)があるんです。Katyはそのあたりのメソッドを十分に認識しているわけです。
これは、別の章の“Chibi Characters”でさらにデフォルメ(漫画の基本要素のひとつです)が加わった形で登場しています(“チビ”は“三等身”といった意味で使われているようです)。
余談ですが、日本で活躍しているフランス人の漫画家フレデリック・ボワレさんは朝日新聞に連載していた『フレデリック・ボワレの今様生態図鑑』というコラムで、「西洋ではくるぶしや手首は細いほうが良いとされているが、日本の女子高生はルーズソックスやレッグウォーマーで手足の先を大きくしている。これは、漫画文化によって生まれた“かわいい”という感覚が現代の美意識になった証拠」と分析、その原点の一つとして鉄腕アトムを挙げています。その時のコラムのサブタイトルは『鉄腕女子高生』。
Katyはフレデリック・ボワレさんが分析したことを、感覚的に学んでいるのでしょう。さすがは天才少女ですね。
こうした基礎を踏まえて、Katy先生による「デッサンに微塵の狂いも無く、人間らしい、生き生きとした動きを持ったキャラ」が出来上がります。
…その、「デッサンなどを踏まえた上で、自分流にデフォルメなどを加えていくことで個性が出る」ということを教えてくれている…のであろうと思いますような気がする感じがしないではないと想像出来なくはないものと推察が可能であるような無いような雰囲気が無きにしもあらずと言えることがあり得ないではないかもしれません。
そのあたり、文章による説明が無いのは例によってKaty流の教育法です。
さて、こうした高度な技術を持ったKaty先生は、いったいどんな道具を使って作画をしているのでしょうか?
次回は(プチネタになると思いますが)、Katyお薦めの画材について見ていきたいと思います。