3月11日であの東日本大震災から
15年が過ぎた
あの日横浜に居た僕も
足が竦み震えるほどの恐ろしさで過ごした1日の
隅から隅まで覚えている
波打つように動くアスファルトを見た途端
自宅は大丈夫か
留守番させていたミニチュアダックスのミミとチロは
縦長の食器棚の下敷きになってないだろうかなど
色んなことが頭の中を駆け巡った
幸い自宅も一応無事
ワンコたちも玄関を開けた途端
キャン!と鳴いて飛び出し抱きついてきた
宮城や岩手そして福島や
震災による津波で家族を亡くされた人達の
現在の姿や生活を報じるニュース
東日本大震災から15年の節目だがという
インタビュアーの問いに
節目節目というが
自分にとってはただの通過点でしかないと言って
会釈をして去った人
15年経った今でも悲しみは消えず
残された家族のインタビューを聞き
そのお顔を見ているだけでも涙が溢れた
東北の地から遠く離れた関東でも
あれだけ揺れたんだ
大地震と津波
想像を絶する自然の猛威
全てが奪い取られた喪失感
つくづく音楽なんて無力だと思った
何かをしたいと思っても
何をしていいかわからない日々
人々の心が少しでも落ち着けば
歌や言葉が入る隙間が
できるかもしれない
時間の経過とともに
色んなアーティスト達が歌を歌い始めた
無力さから少しでも這い上がって
なんでもいいからやってないと
沈みそうな日々が続く中
そんな僕にも曲を書いてほしいなんて
言ってきてくれた人がいた
作詞家の康珍化さんとは
上間綾乃の「ソランジュ」
そして
中西保志に唄ってもらった「秋日傘」
亡くなった伊集院静さんとは
前川清さんの「哀しみの終わりに」
など
そのどれもが
あの悍(おぞ)ましい震災から導き出された
歌だった
大切な人を失う悲しみは
生きてゆく力さえ失いかねない
どんな言葉も慰めになるはずもなく
歌とて無力
でも
まさにあの出来事によって
生まれた想いが歌となり
誰かの心に少しでも寄り添えれたのならば
そればそれで作品達にも
役目はあったのかもしれない
さびしいか 歌をあげようか
切ないか 木の葉に手紙を託そうか
ずっと ずっと この命の岸辺を
手を離さずに歩きましょうか
きっと きっと 生きて知ることひとつ
あなたが大好き
上間綾乃-ソランジュ-からの抜粋 詞:康珍化
今一度あの日の出来事を心に刻むとともに
大切な人との絆を守りゆきたい
合掌
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