先日のレコーディングは、昔よく使っていた東京タワーの
真横のタワーサイドスタジオ。

当時は まだまだ生の録音が多い時代だから、
特に、ここのAスタは色んな思い出があるな。

20代半ば、作曲家として本当に最初のレコーディングもこのスタジオだったな。

編曲は馬飼野康ニさん 確か二回目のレコーディングもここで
それは萩田光雄さんがアレンジの曲だった。

NYから帰ってきて 最初にカセットの4チャンネルの
レコーダー買って シコシコとデモテープ作ってて
やっとこさ曲が決まって 一番最初に録音したスタジオだから
感慨も深いよな。

あの頃は、とても広く天井の高いスタジオという印象があるのだけど、
それって 地元の小学校に何年か振りに訪ねて
あれ?校舎や校庭って、こんなに狭かったっけ?と同じ感覚に
似てるのかもしれない。

まあ、小学生の時と目の高さが違うし目線も違うので
今では胸あたりの高さの鉄棒も 当時はバンザイしながら
クルクル回ってたわけだけどな(笑)。

ま、そんな思い出の沢山詰まったスタジオで
先日はストリングスとギターのダビングで一日。

前日は朝早く起きて さて今日は絶対にアレンジを振り返らず
譜面やデータの準備を早めに済ませて
夜は早めに食事をして まあ 一杯~ニ杯やって
遅くても せめてその日が終わる前には床に入ろうと硬く誓った。

のだが 

心底自分の慎重すぎる性格と 大雑把過ぎる行動に 呆れ果て
結局は就寝は午前五時半

三時間ほどウツラウツラして 準備して 確認して 家を飛び出した。

弦のアレンジの一ヶ所だけ どうしても納得がいかずに
結局はその日の午後六時くらいまで ラインが決まらず
やっと帰宅して食事して終わったのが午後10時。

昔から譜面だけは自宅で書くので 風呂に入って
午後11時スタートで譜面おこし。

弦の譜面はシベリスウスという譜面ソフトで仕上げてゆくのだが
完成したそれを、パートごとにプリントする段階に来て(午前3時)
インクを新しく取り替えたばかりのマイ.プリンターがシャバダバ状態で
一度に急激に歳とりましたみたいな悲鳴を上げたもんだから
焦った。

結果的には悲鳴を上げ続け真夜中にシャバダバ シャバダバと
俺も合唱しながら すべてをPDFファイルにして
もう一台の使い慣れないPCと複合機で何とかプリントして間に合った状態。

それからギター譜も仕上げ...とまあ
今年で53歳を迎える落ち着いたナイスミドルには到底ふさわしくない
シャバダバのレコーディング前夜 いや 当日の朝だったのよ。

ったく このタワーサイドで初レコしてから約30年
何を何回やっても学習できない このシャバダバ野郎が!と
本当に自己嫌悪全開だったよ。

いざ しかし ミュージシャンのグレイトなプレイやスタッフ達の心使いで
一瞬で救われた。

まさに音楽と音楽に携わる人達が起こすマジック。

だからやってこれたし これからもやっていけそうな勇気を頂けた。

俺は次の日 まあ いわゆる昨日....

もちろん、新ピカのプリンタを買ったぞ。


写真は シャバダバを乗り越え早めに到着したスタジオから
タワー内のコンビニでサンドイッチとゼナとウイダーインゼリーを
買いに行った後で撮った写真。

それにしても近頃の携帯の写真はよく撮れるね。

俺のさっきまでのシャバダバがうその様な気分だ。

これだから音楽はやめられない。