先日だが、ひさびさの出張をしてきた。大阪と名古屋でのナナムジカのライブに付き添って来た。
大阪も名古屋も、新幹線では毎年必ず二回は素通りするものの、駅に降り立ったのは何十年ぶりだろうか。仕事先と駅の間の風景しか覚えのなかった何十年前と、さほど景色が変わった印象もない。とっても大幅に都市(まち)自体は動いてるのだろうが。
アルバム購入者特典としての招待ライブだったにもかかわらず、予想を反して大勢の人が駆けつけてくれた。
ライブって本当に生き物だと思う。
そして、アーティストが生まれた時から近隣に居る俺は、たぶん本番がそのようになるであろうという空気が本人達のリハーサルでわかる。
今回は大阪、名古屋、そして東京と同じパッケージで3都市だったが、これがたとえば全国七カ所や12カ所になると、もっと具体的にわかるようになるであろう。
いわゆる初日は緊張感のあるリハだった。やはり初日で初の土地という構えがいい緊張感をもたらして、本番はトータルバランスとしての出来はとてもよかった。
二日目のリハを見て、少し不安になった。とてもリラックスしているのである。
誤解しないで欲しいのだが、リラックスできる事はとてもいい事である。がしかし、
一度やっているメニューで前日、本番をちゃんと乗り切ったという安堵感がとても見えて
流れの確認を含め、リハから歌がとてもよかった(笑)。いわゆる肩の力が妙に抜けているのだ。
いざ、本番だが、歌は3夜のなかで一番よかったように思うが、ライブを一つのショウケースとして見たら、やはり運びやトークに緊迫感がなくすこしまとまりがないように見えてしまった。
予想通りだ(笑)。しかし、近隣としては回を重ねるごとに評価も厳しくなる。それは愛ある故の
ダメ出しである。さて3夜目だが、リハの時から、どうも歌が早い。タイミングの話だが
どうも落ち着いて聞けない。地に足は着いてるものの、気が腹の下に収まっていない感じだった。
案の定、本番も軸というか芯のない感じに仕上がった。120点のパフォーマンスを知るが故の
辛口なダメ出しである。微妙に変化し違いが出てくる毎回のライブ。些細な事が、ドカーンと幕が開いたとき大きな原因となって、ライブを左右する。だから些細な事を大事にしなければならない。手の動きから声の伸ばす箇所まで、そんな事わかってますと何度思われようが、わかっていようが、近隣としては念を押すんだ(笑)。つまり、俺はそのために出張した。
名古屋の昼など、繁華街を一人散歩し冷コーを飲み、リハに立ち会い本番を客席で見ただけだ(笑)。そして、3年かけてようやく、何となく様になってきたアーティストや楽曲達にとても愛情を感じながら、奴等が本当に一世風靡する姿を夢見るわけである。

アメリカっていう国は、この些細な、たぶんわかり切っている事柄をとても大事にしてしまう。
つまり、こんな事言わなくてもわかるだろうって暗黙にしてしまう日本人とは違い、そんなこと言われなくてもわかってるよっていう事柄を何度も大げさに当たり前のように助言されることが度々あった。
本当は人間って、わかっているようでも人に改めて言われたり念を押されたりすると、その記憶が
蓄積され、はじめて本当にわかる時がいつかくるんだろうな。
健康が一番よ!健康な身体さえあればら何でも出来るからって今でも母親が言うけど、その意味
わかったのって、実はつい最近よ(笑)。
仕事としてプロデュースっていう捉え方をしてるけど、さもすれば”これはアーティストの仕事とかやるべき事”って決めてしまいがちでしょ。でも、やっぱプロデュースって、口すっぱくて
俗に言う”うざい”くらいのほうが良いかもな(笑)。俺も奴等に”ウザい”って思われたら、大したもんだと思うよ(笑)。やっぱピアノ&ボーカルのオンリーワンになってほしいし、その可能性は見え隠れしてるからな。
そう言えば、先日、奴等がパーソナリティーやってるラジオにゲストで出してもらったけど、結構嬉しかったよ。あいつ等に時間見ながらトークを先導されるって、”お前等成長したな~”って思ったよ。どんどんどんどん自分の中に色んな景色が出来て、人として深く大きくなってるんだなって思ったよ。まあな、こうやって書いてる俺の話も東西南北に広がりつくして主旨からえらい遠く離れたが、とにかく
頑張ろうや。素敵な音楽を届けられるようにね!。近隣の者より。