先日、北日本放送の鍛冶さんというラジオセンターの部長と食事した。
今、ナナムジカが富山圏でパーソナリティーを担当している番組でお世話になっている方だが、
その昔、俺がインディーズレーベルでやっていたアーティストも実はお世話になっていた。
名もないアーティストの曲を引っさげて富山へ行った時に世話をしてくれたのが、阿閉真琴(平井堅:楽園.他)という作詞家で、
彼が富山出身ということで、北日本放送へ段取ってくれたんだ。
番組二本に出させていただいて、富山駅前でビラ配りながらストリートライブっやってと、今ではいい思い出だ。
広島では横山雄二というアナウンサー(ヨコちゃん)が、とっても力を貸してくれて、曲をかけてくれたり
そのために番組つくってくれたりと、とても熱くもてなしてもらった。
それだけに限らず、いろんな地方の放送局の有志が応援してくれた。
そんな地方の応援、協力があってこそ、アーティストが作品を作り続けることが出来る。
いやむしろ、東京で発信している側の人間よりも、有能なディレクターや制作者は地方に多くいるかも知れない。
想いが熱いんだ。それだけに冷静にクールに観察している部分もある。音源の事、ジャケットの事、アーティストの
足りない部分の事、そして俺たちが見過ごしているアーティストの魅力など、一歩引いて見ている分
とても客観的に的確に見ている。
お金をかけて宣伝するって言う事が、レコード会社がそのアーティストに力を入れているファーストプライオリティーみたい
な感覚の今だけど、売れる道筋って、それだけではないんだよな。
昔、レコード会社の支店がまだまだ地方の主要各県にあった時代との大きな違いは、やっぱ人とのコミュニケーションが
どんどんなくなってるって事だよな。
俺が東京出て来た頃のレコード会社の宣伝なんて、めちゃくちゃ熱かったよ。タレント売る事に命かけてるプロっていう
匂いバンバンだしてたもん。そこに戦略があり、想いがあり、夢があったよな。
でもそんな熱い人達って、地方にはまだまだ居るんだよね。アーティスト自身には見えないところで、
”こいつら絶対いいから!”ってめちゃくちゃ力を使ってくれている人達がね。
そしてそういう人達に実は支えられてる。ファンの人達の想いも同じ。
だからCDを売る、売れるっていうのは、単純に枚数の問題だけじゃなくて、その裏に、色んな人の想いの固まりを
背負ってるって事を、アーティストは忘れちゃいけないんだよな。
そして、そういう想いを背負い、夢を胸に抱いて舞台に立つ人間は、やっぱ売れなきゃいけないんだよ。
売れるために頑張らなきゃ。売れる事が、すべての想いに報いる事なんだよ。