”アーティストっていいですね。もし自分が死んでも作品だけは永遠に残るから”って
よく言われる。
うんまさにその通りかもしれない。特に俺たちは作品がヒットすることによって
世の中の出会った事のない人達から訪れた事のない場所まで作品が届く。
そうやって改めて自分の所に作品が帰ってくる気がする。
しかしヒット曲って誰のものだろうって思う時がある。もちろんそれを書いた作詞家や作曲家、
歌う歌手のものには間違いないが、違った見方をすれば、世の中に出た作品はもはやもう
俺たちのものではなく聞く人それぞれのものかなって思ったりもする。
特に昭和の流行った歌とかを聞くと、時代が必要とした歌なんだな~ってしみじみ思う。
現在は流通システムも多様化し製作環境もあの頃に比べると全く変わった。
コンピューターベースでの製作が主流になりインターネットでの流通網が網の目のように、
どこにいても大体のものなら手に入る時代になった。
枚数売れたからといっても、次の時代に残る可能性のない曲も多い中、
どうせ書くなら時代に残せる作品でありたいと願う。
それにはいいアーティストやクリエーターとの出会いがいる。
そしてそれにはやはりヒット曲があるっていうプロフィールが
そういった出会いを導いてくれる事も少なくない。
そして最終的には時代のなかの一曲になり得たら、それが作家としての
仕事の完結かも知れないよな。
やはりヒット曲は時代のもの。聞く人のものなのかな。
んで、”アーティストっていいですね。もし自分が死んでも作品だけは永遠に残るから”って
昨日も言われたが、横に居たある人がいい事言った。
”ううん、ものが作れない人は、人の記憶に残る人間になればいいんだよ””同じことだよ”って。
まさにその通りだと思ったな。
自分が死ぬまでに出会える人って限りあるけど、やっぱ人を大事にして心を大事にしてっていう
、な~んか超ベーシックなところで俺らも曲書かなくてはね。
そんな些細な積み重ねが、いい出会いや、いい時代との関わり方をさせてくれるんだろうな、きっと。
そして人の記憶にいつまでも残り続ける一曲が書けたらいいな。