アインシュタイン | 小さな思いを多くの人に、漫画小説研究同人会「ティア工房」

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誰でも小さな思いを持っています。

一つ一つの思いでは何もできなくても、たくさん集まれば何かできるかもしれません。

だから、小さな思いを多くの人に伝えたい。


また、Kindleの無料本から。

「アインシュタイン」と認識しながら、頭の中では「フランケンシュタイン」をイメージしてたので、書き出しを読んで、頭の中に「?」マークが。

ところで、藤子・F・不二雄のマンガ「怪物くん」に出てくるフランケンシュタインは、
「フンガー」
しか喋りませんが、これは、ドイツ語で
「お腹がすいた」
の意味だとか。確かに、「フンガー」は英語でHungryなので、意味は正しいのですが、
「怪物くん」のフランケンが、その意味で、この言葉を言っていたのかどうかは不明。

フランケンシュタインは、ドイツ名だし、世界的にも有名なので、ドイツ人自慢の小説の一つかと思いきや、ドイツ人は、特に興味なし。
調べたら、作者はイギリス人だし。


さて、この「アインシュタイン」は初出が大正10年。
文体に古さを感じます。

アインシュタインの伝記の抜粋みたいになってますが、高校だか大学のころに、一生懸命に式を変形した相対性理論の誕生秘話みたいなのは載ってません。
でも、幼少の頃から、暗記ものではなく、数学系の好きなお子さんだったようですね。
やっぱり。

産まれたのがドイツの「ウルム」という町で、これは私が住んでたアウグスブルクの隣町。
バイエルン州の西側に隣接した町です。
電車で行くと、このウルム辺りから、出口の表示がドイツ語、英語に加えてフランス語が入ってきます。

ウルムは、ミュンヘンに比べると田舎のイメージがありますが、ウルムの家が手狭になって、ミュンヘンの広い家に引っ越したらしいです。
なんか、違和感。

ま、ミュンヘンって言っても、ちょっと中心部から離れれば、土地はたくさんあるもんなぁ。

音楽は好きだけど、絵画には興味がなかったらしい。
「四元の世界を眺めている彼には二元の芸術あるいはあまりに児戯に近いかもしれない。」
と書かれてあります。
この解釈は、これはこれで面白いですよね。

私の持論は、我々三次元の人間は、二次元の形を残すことができる。
きっと、四次元の人は、三次元の形を残すことができるんだろうな……と思っていたのですが、音楽を四次元ととらえると、(作者は、そうは言ってませんが。)人間は、音楽も残せるようになってるなー。なんて思ってしまいました。

でも、音楽って、時間の要素は必要だけど、波形としては一次元のような……。


あと、アインシュタインはユダヤの血も混じってて、排斥運動もあったみたいですね。
排斥運動の中に、一人だけ物理学者が混じっていて、相対性理論に難癖をつけようとしたらしいけど、全て、あっさりとかわされ、話にならなかったと言うのは、少しスカっとしますね。




アインシュタイン/作者不明
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