出張撮影専門 スタジオたいとう です。
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さて、本日は古いニュースのおはなし。
「ライカM3発表さる」
アサヒカメラ 1954年6月号 海外国内写真界ニュースより
昭和29年のアサヒカメラの誌面です。
“ドイツ・ケルン市で4月3日から開催される「フォトキナ」にそれを発表することになったといわれる。新型の詳細に関しては、もちろんフォトキナに関する十分なニュースが入らぬと分からぬが、現在までに編集部に達した情報によって、一応外貌のみお知らせすることにした。”としてライカM3が紹介されています。
マウントがバヨネット式になったとか、巻上レバーが付いたとか、特徴がいろいろ書かれており、一部“裏蓋開閉は英語でヒンジド・バック(Hinged Bsck)とあるから、多分コニカ式の横開き蓋になったのであろう”とおそらく記者の推測も交えて、事実とは異なることも記されています。
当時は海外の新製品の、それもフォトキナで正式に発表する前のカメラの詳しく正しい状況を仕入れることは非常に難しかったのでしょう。
写真は2点だけ。
あるいは「2点も掲載されている」と表現すべきなのかもしれません。
他の新製品の紹介記事より文字数も多くて、誌面からかなり大きなニュースとして扱われている感じが伝わってきます。
記載された予想価格は“ズミクロンF2付ケース共23万円くらい、別に電気露出計ライカメーター(メトラワット社製)は1万4千円くらいになる模様”。
ちなみに同誌に掲載されている銀座のスキヤ写真商会の広告によるとライカⅢFエルマーF3.5付は12万5000円、ニコンSのF2付は5万9000円、キヤノン4SbセレナーF1.8付が7万4500円。
リコーフレックスの定価がカメラのみ6800円です。