出張撮影専門 スタジオたいとう です。
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さて、本日はカメラのおはなし。
Canon EX AUTO
キヤノンEXオート。
1972年に発売されたシャッター速度優先式のEE一眼レフカメラ。
CATシステムも採用されて昼でも夜でも簡単に撮影できることから、当時は“全自動”と謳われたようです。
実は私のEXオートは購入時からジャンク品でシャッターが切れません。
使えない物をなぜ買ったのか。
それは、このカメラが少し変わった特徴を持っていて興味があったから。
一般的な一眼レフカメラと違いレンズが「前群交換式」であり、そのマウントがバルナックライカ等と同じスクリューマウントなのです。
写真は トプコール5cm F3.5 を装着した状態。
もちろんマウントが同じでも一眼レフとレンジファインダー用レンズの組み合わせでは、遠方にピントがあわなかったり、接写しかできなかったりします。
その知識だけはありましたが、若い頃から実際にEXオートにLマウントレンズを装着するとどのように見えるのだろうと興味を持っていながら、四半世紀もそれを試すチャンスがなかったため、思い切って買ってチャレンジしてみました。
結果は、賢い方ならお気づきの通り「前群交換式」ゆえボディ内に残っているレンズ後群の影響で、まともに使えませんでした。
購入時に、EXオートの標準レンズ(50/1.8)をマウントアダプターを利用してミラーレスカメラ等で使えないだろうかとも考えてしまったのですが、こちらも当然「前群」だけですから普通の50mmレンズのようにはいかず、残念な結果に。
あらためてカメラを触ってみると当時のEE一眼レフとして面白味のある機種だと感じられます。
そのうち正常なEXオートを入手して撮影してみたいと思います。
2020.9.6
出張撮影専門 スタジオたいとう (東京都台東区)
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