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さて、本日も宣伝だけではおもしろくないので機材のおはなしです。
MINOLTA FLASH METER IV
ミノルタのフラッシュメーターⅣ。
定常光もストロボ光も測れる単体露出計です。
1985年発売。
セコニックのスタジオデラックスなどと違い、多機能な露出計なので、初めて使うならきちんと説明書を読んだ方が良いと思います。
ただし凝った使い方をしないなら、特に難しいことはありません。
単3電池1本で動きます。
別売りのビューファインダーを装着すればスポットメーターとしても利用可能。
もちろん、この状態でストロボ光も測れます。
単体露出計は永く使える品であり、また、露出を決める基準となるものが狂っていると意味がないため、新品を買った方がいろいろと無難だと思いますが、わりと高価な機材です。
新品が買えず安価な中古品を選ぶ場合もあると思います。
中古の露出計を買うときは、何個か比較して大きく値が違っていないかチェックしたり、明るさの異なる場所でメーター通りに撮影して異常な値を出していないか確認したり、できるだけ良く見てから買いましょう。
私がまだプロになる前、プロカメラマンの撮影現場に手伝いに行ったとき、そのカメラマンが高級機ニコンF4や交換レンズ以上に露出計を丁寧に扱っている姿を見て、とても勉強になりました。
露出計が狂っていては、どんな高級機を使ってシビアに露出を合わせたつもりになっても意味が無く、ミスが重なって露出計の故障に気づけかなければ後で困るのは自分自身です。
プロでもあまり予備を持ち歩かない露出計はカメラ以上に気をつけて扱う必要があるといえるでしょう。
いまでも露出計を使うときに、あのときのことを思い出します。
出張撮影専門 スタジオたいとう (東京都台東区)