あるある大辞典で呼吸について特集していましたね。
深い呼吸が出来ること、肺の使い方…何だか重要なことが無かったような気がしますが…
エネルギーは燃焼する際には酸素が必要です。
これは、油が燃えるときにも酸素が無ければ火は消えるのと同じです。
そして、酸素を取り込むためには肺を囲む筋肉郡が正常に機能しなければならないということですね。
その上で重要なことが肺の中の空気を吐ききること。
これは、気功法の呼吸法やヨガの呼吸法にも通じます。
気功法の呼吸は鼻からゆっくり吸い、口から吸った時間の倍の時間をかけて吐く。
ヨガの呼吸法は1秒間に一気に吸う吐くを繰り返したりする火の呼吸等があります。
気功法が空気を吐ききるために、ヨガの火の呼吸が肺を囲む筋肉郡を活発に動かすために…
同じ意味で深呼吸も正しいやり方は最初に肺の中の空気を吐ききり、その後に吸うのです。
結構、勘違いしている人が居るはずですヨ。
また、鼻から吸って、口から吐くという呼吸のやり方についても理由が存在します。
鼻から吸うことで、鼻毛や粘膜、粘液によって空気中のホコリや花粉、病原菌等は捕らえられます。
口から吸ってしまうと食べ物と一緒にこれらが身体の中に入ってしまって病気になりやすくなります。
口から吐くことで喉等に付着しているほこりなどを吐き出す。
これを鼻から吐いてしまうと次に吸うときにまた体内に戻ってしまいます。
また、一気に吐ききることが出来れば新しい空気を大量に取り込むことができるのでエネルギーの消費効率が上がります。
肺活量って一度にどれだけの空気を吐くことができるかが重要ではなく、肺の活動に関係する筋肉…腹筋、横隔膜、前鋸筋の活発さと柔軟性が重要ってことなんですよね。
また、運動直後の身体の回復を早める方法の一つとして息が荒い状態でも、なるべくゆっくりと深く呼吸するように心がけると心拍数が元に戻るのが早かったり、その後の筋肉痛等が少なくなったりというのもあります。
呼吸って普段から意識せずにしているのであまり気に留めないですが…非常に重要なんですよね。