内転筋はお尻、下腹、太腿の形を整えるために非常に重要です。


内転筋が正しく使えた歩き方は腰がしっかり回転して歩くことになります。

この歩き方で少し大股で歩くと下腹、ハムストリングといった部位をしっかり使うのでお尻と太腿の境目がはっきりするようになります。


10cmほどの幅をはみ出さないように大股で上半身は真っ直ぐ上に伸ばして歩く…いわゆるモデル歩きといわれる方法で歩くことが伸びやかに歩くコツです。

この歩き方で身体が左右にぶれないようにすることが重要です。

また、足音もどたどたとならないよう静かに接地するようにします。


しかし、よほど意識して歩かないとこの歩き方はできません。

これを続けていけばある程度内転筋、膝周り、下腹といった筋肉をしっかり使えるようになりますが…それほど意識して出来る人は少ないでしょうね。

そこで、簡単な方法で内転筋を鍛える方法を紹介します。

これは、自分が昔弓道をやっていたときに教えてもらった方法です。


まず、90cmくらいに足を開きます。(身長が180cm以上は身長/2くらい)

足先はおよそ30度外に開きます。

つま先を結んだ線の真上に骨盤の前に出っ張っている部分を結んだ線が来るようにします。

この二つの直線の真上に両肩を結んだ線が来るようにします。

正面から見たら3つの平行線ができ、身体の中心線とで十文字を描きます。

真横からみるとこの3つの線は地面に対して垂直に重なります。


この体勢で30分くらいただ立っているだけです。

とりあえず、TVでも見ながらこの状態を維持してみてください。

結構辛いと思いますよ(゜ー゜)ニヤリ


なぜ、辛いのかというと…普段人間は立っているときはどちらか片方の足に体重をかけています。

これは歩いているときでも同じです。

交互に体重をかけることで一度にかかる負荷を減らしているというわけです。

しかし、90cmも開くと両方の足に均等に体重がかかります。

また、3つの平行線をちゃんと意識して作ると横から見ると足は若干前傾になります。

この前傾の状態を維持するためには内転筋でしっかり引き合わないとできません。


要するに、内転筋は身体のバランスを維持するために重要なんです。


内転筋がしっかり使えるようになると…普段の生活でも腰周りの筋肉郡をしっかり使えるようになるので自然に太腿、お尻、下腹が締まります。


太腿の側面がどうしても痩せないって人は内転筋が弱い可能性が高いといわれていますので試してみてはいかがですか?