2014.1.1.


最近はスマホでスケジュール管理をしている方も多いようですが

私は相変わらずアナログ派です。

今年も新しい手帳を使い始めました。

まずは手帳に今年の目標をいくつか書き連ねます。

そして一年の終わりにその年を振り返り、

それらの目標が達成できたかどうかを確認します。

今年も目の前には、使い古しの手帳がずらりと並んでいます。

使いやすそうな、そして自分の気に入ったデザインの手帳を選ぶのが

年の瀬の一つの楽しみなので、並んだ手帳は千差万別。

そしてそれらの手帳の最初のページに書かれた

その年の目標も千差万別です。


たいてい前の年の目標が達成できたかどうかを考え、

それを踏まえて新年の目標を設定します。

こうして歴代の手帳を眺めてみると、目標が大方達成できて

翌年はさらにステップアップした目標を掲げてある手帳もあるし、

ほとんど目標が達成できず、翌年も同じ目標を継続して掲げてある年もあります。

独立したての頃は目標の数も多かったし、

内容も具体的なものが多かったような気がします。

「個展を開く」とか「コンペで入選する」とか…

独立して何年か過ぎたころの手帳には、ステップアップした目標が並んでいます。

「企画展で取り上げてもらう」とか「新シリーズを完成させる」とか…

手帳の引き継ぎ式の時には、それらの目標に○をつけたり×をつけたり…

歳のせいでしょうか。そうして手帳の数が増えていくにつれ、

目標の数も少なくなり、その目標も精神性が高くなってきたような気がします。

「質の高い作品をつくる」とか「仕事以外でも豊かな時間を持てるようにする」とか…


こうして見返してみると、若いころの手帳の目標はなんだかぎらぎらしていて、

野心に溢れています。でもその目標が、確かに上を見る原動力になってきました。

最近は最近で、一つのことをより掘り下げて目標を設定しているので、

具体的なことだけでない、「生き方」にまで考えを巡らすきっかけになります。

どちらの目標もその時の自分を反映しているので、こうして見返してみると、

その時の生き様を垣間見ることができて懐かしい。そして駆け出しの頃に設定した目標が

なんだかとてもいとおしく思えました。


この新春恒例の手帳の引き継ぎ式をもう十年以上続けてきて思うことは、

前の年にハードルが高いと思えた目標が、何年か後には難なく達成できていたり、

目標のレベルが少しずつでも上がっていたり…常に迷いを持ち、四苦八苦しながらも

前に進んでいることが実感できること。

「今年もがんばれよ!」と、自分を応援したり、

「がんばってるね!」と、自分をほめてあげたり

日頃なかなかない「自分を愛してあげる時間」になれば、

それがまた新しい年の原動力になるのではないでしょうか。

時の流れは切れ目がありません。でもこうして節目を区切って、

その都度自分を振り返るのも悪くありません。

自分を愛してあげるためにも、そして上を向いて歩くためにも。


…さて、今年の目標は? というと、久しぶりに若いころのように

具体的でたくさんの目標が手帳にずらりと並びました。

今年は「挑戦」の年。秘めたる思いを灯しつづけながら、上を向いて歩こうと思います。


新年明けましておめでとうございます。

2014年が皆さまにとって、実り多き年となりますことを心よりお祈り申し上げます。



サンタクロースを信じますか?

年をとるにつれ、心の中からクリスマスのヒーローは

遠ざかっていっていませんか?


1947年に 『34丁目の奇跡』 というアメリカ映画の名作が

上映されました。キャリア・ウーマンの独身のお母さんスーザンと

サンタクロースを信じない6歳の少女ドリーの前に

謎の老人が現れます。彼の名はクリス・クリングル。

自分は本物のサンタクロースだという。

街はクリスマス商戦たけなわ。ニューヨークにある有名デパート

「コールズ」は、彼を客寄せパンダとして雇い入れます。

たちまちクリスは街の人気者になりますが、コールズの

ライバルデパートの陰謀によって逮捕されてしまいます。

スーザンとスーザンに思いを寄せる弁護士ブライアンは、

なんとか彼を救いたいと立ち上がります。

やがてコールズの社長もテレビを通じて「私たちはサンタを信じる」

と、ニューヨーク市民に呼びかけます。その波は次々と広がり、

やがてニューヨーク中の人たちが「サンタを信じる」と宣言していきます。

クリスは気のふれた哀れな老人か、あるいは本物のサンタクロースなのか、

前代未聞の裁判が始まります。焦点は彼が本物のサンタクロースだということを

いかに証明できるか。気持ち的にはサンタクロースはいると言いたいが、

裁判でサンタクロースの存在を認めることは出来ないと頭をいためる判事に、

ドリーはクリスマスカードと一緒に1枚の1ドル紙幣を採決前に手渡します。

その1ドル紙幣を見て判事はあることに気が付き、その顔はみるみるうちに

晴れやかになります。そして彼は判決文をこう読み上げます。

「この1ドル紙幣には『我々は神を信ずる』と印刷されています。

でも、これは神の存在証明ではありません。我々が証明することは、

目には見えないが確かにいるという者の存在です。

政府は信じる心のみで神の存在を公認しています。それは国民の意思だからです。

国民の神への信仰がこうした言葉を紙幣に刻ませたのです。

『神を信ずる』と明記した紙幣を政府は発行しています。

神が存在するか、あるいはしないのかの何の物的証拠もないのにです。

ゆえにニューヨーク州はこれと同様、市民の信ずる心によって

サンタの存在を認めるものとします。」


ちなみにコールズの社長がテレビでニューヨーク市民に訴えた演説は次の通り。

…「コールズはサンタを信じます。夢を与え続けてきたサンタを。

皆さんも自分の胸に尋ねてみてください。サンタを信じるかと。」

…さて、みなさんはサンタクロースを信じますか?


最後に、主人公クリスの言葉を借りて、みなさんにクリスマスのご挨拶を。

…「サンタクロースは夢のシンボルだ。人生とは時として悲痛なものだ。

だが自分勝手な心や憎しみを抱いていても、夢があれば救われる。

もし信じる心をなくしたら、ごまかしだらけの人生になってしまう。」


子供だけでなく大人のみなさんにも夢に満ちあふれたクリスマスでありますように…

メリークリスマス!





ずっと先送りにしていたブログの準備がいよいよできました。

展覧会情報や作品案内はもちろん、私の撮った写真を紹介するミニギャラリーも併設しました。

ブログに先駆けて始めた過去のフェイスブックの記事も引っ越ししてきました。

日常の小さな幸せを共有できますように、気が向いた時にのぞいていただけたら幸いです。

今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。


越智伸明