3月20日(火)~26日(月)の期間、日本橋髙島屋7階和食器コーナーにて個展を開催いたします。
マグカップ・スープカップ・カフェオレボウル・サラダボウル…等、忙しい、でも前向きにリセットしたい春の新生活で手軽に使え活躍するアイテムを中心に、すべて新作で準備してきました。
今回中心となるのは「チタン釉」という釉薬をかけた作品ですが、白、そして光の当たった淡いやさしい薄黄色から日陰の淡い薄水色までやさしい色調を持つ雪をイメージして、ここ数年取り組んできた釉薬です。春に似合うふんわりとやさしい、そしてどんな食事にも合う使いやすいうつわたちです。
春のお散歩をかねてぜひ、いらしてください。
そして私も会場におりますので、お声をかけてくださいね。

 


7月30日、スマイリングホスピタルジャパンさんの企画で東京女子医大でワークショップをおこなってきました。今回は患者さん(子供たち)とそのご兄弟が対象でしたが、ドビュッシーの『夢』という曲を聴きながら陶板に自由に絵や模様を描くという題材でおこないました。手を動かすのが困難なお子さんもいらっしゃるという話でしたので、たとえ指のあと一つでも、線一本でも、ほんのわずかな動きでも本人100%の軌跡が粘土に記録されればと思って設定した題材です。
 曲を聴きながら元気に陶板に軌跡を刻む子たち、そして陶板の上にそっと置いた手が、わずかずつでも静かにゆっくり動き陶板に軌跡を刻む子たち…一人一人の作品も夢も異なるけれど、みんなすてきな『夢』という作品を作り上げることができました。
 粘土に刻まれた線や凹凸、同時に子供たちのいのちのパワーも刻まれているので、なんと見る人の心を揺さぶる作品なのか!
 これがまさに20世紀の抽象画家たちが目指したものではなかったのか…出来上がった作品を見ながら、ふとそんなことを考えました。

 先日は皆さまからのたくさんのお祝いメッセージをありがとうございました。
ついに40代最後の年に突入しました。若いころは自分が50歳の姿なんて、とても想像できませんでした。気持ちは昔のままなので、不思議な感じがします。大人なんて、僕たちが子供のころ思い描いた大人像とは違い、良くも悪くもきっとこんなものなのかもしれませんね。
 子供の頃は、将来自分は何でもできると思っていた。前途洋々…自分の目の前には様々な方角に道がまっすぐ伸びていた。でも年を重ね、しだいに分岐点も少なくなり、道も限られてきた。いつしか自分の力のなさを情けなく思い、自分の限界に無力感を感じ、それでも今を生きるために必死に歩く。道の先に希望があることを信じて歩く…子供の時の人生観とはだいぶ違うけれど、生きることの大変さを思い知る毎日だけれど…でもこれが人生の『学び』なのかなぁ、と最近つくづく思います。
 僕の人生も折り返し地点を大きくすぎたけど、残りの人生、与えられた命に感謝して、そしてその命を少しでも有効に活用できるように自分の道を歩けたら、と思う今日この頃です。
みなさん、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

越智 伸明