「もともと体が硬いんですけど、夏になるとさらに硬くなる気がして……」

 

これ、気のせいじゃないんです。夏に体が硬くなる理由があります。

 

■ なぜ夏に体が硬くなるのか

 

意外に思うかもしれませんが、冷房による体の冷えが体の硬さを悪化させます。

 

筋肉は温まると柔らかくなり、冷えると固まります。夏の冷房環境の中で長時間過ごすと、筋肉が冷えて縮んだ状態が続く。特にデスクワークで同じ姿勢を続けながら冷房に当たっていると、夏でも体の硬さがどんどん増します。

 

さらに夏の疲労やストレスで自律神経が乱れると、筋肉の緊張が高まりやすくなります。

 

■ 体が硬いことのデメリット

 

「体が硬くても運動はできるから別にいいや」と思っている方もいますが、柔軟性の低下はいろいろなところに影響します。

 

・怪我のリスクが上がる(筋肉や腱が伸び縮みに対応できない)

・血流・リンパの流れが悪くなる(むくみ・疲れやすさ)

・姿勢が悪くなりやすい(筋肉が固まってバランスが崩れる)

・腰痛・肩こりが起きやすくなる

 

柔軟性は「あればいい」ではなく、体の健康に直結しています。

 

■ ヨガで柔軟性を上げるとはどういうことか

 

「ストレッチをすれば柔らかくなる」と思っている方が多いですが、筋肉は「伸ばすだけ」では柔らかくなりません。

 

神経系を「伸ばすことへの抵抗を減らす方向」に慣らしていくことが必要です。ヨガはこれを呼吸と組み合わせることで実現します。息を吐きながらポーズに入ることで、神経の防御反応を緩めて、無理なく筋肉を伸ばしていけます。

 

「体が硬いからヨガなんて無理」という方にこそ、ヨガを体験してほしいんです。硬い体で来てくれた方ほど、変化を感じやすいです。

 

■ 今夜からできること

 

湯船に浸かった後、体が温まっているうちに5分だけストレッチをする。これだけでも積み重ねると、夏の終わりに「なんか体が動きやすくなった」を感じられます。