「食べなければ痩せる」——この考え方、ずっと持っていませんでしたか?

 

私もずっとそう思っていた時期があります。でもこれ、残念ながら体の仕組みとはちょっとズレているんです。今日はそのことを正直にお話しします。

 

 

■ 食事制限だけだと、なぜリバウンドするのか

 

カロリーを大幅に減らすと、体は「食べ物が手に入らない状況だ」と判断します。すると省エネモードに切り替えて、消費カロリーを節約し始めます。

 

このとき、エネルギーとして使われるのは脂肪だけじゃありません。筋肉も分解されてしまいます。

 

筋肉が減ると基礎代謝(何もしなくても消費されるカロリー量)が落ちます。そして食事量を元に戻したとき——一気にリバウンドします。しかも、筋肉が減った分だけ「以前より太りやすい体」になってしまっています。これが食事制限だけのダイエットの怖いところです。

 

■ 運動が必要な本当の理由

 

運動、特に筋力を使うトレーニングは、筋肉量を守りながら脂肪を減らせます。

 

筋肉が増えると、何もしていない時間でも消費カロリーが上がる。これが「痩せやすい体」のメカニズムです。食べる量を我慢し続けるより、「消費できる体を作る」方向に変えていく方が、長続きするし、リバウンドも起きにくい。

 

■ ホルモンの話も少し

 

運動はホルモンバランスにも良い影響を与えます。

 

たとえば慢性的なストレスは「コルチゾール」というホルモンを増やして、お腹周りに脂肪を蓄えやすくします。適度な運動はこれを抑えてくれます。また運動後に出る「セロトニン」「エンドルフィン」は気分を上げてくれるので、食欲のコントロールもしやすくなります。

 

「運動すると食欲が落ちた」と感じたことがある方、これが理由です。

 

■ 無理しなくていいです

 

週に何回もがんばらなくていい。まずは週1回、体を動かすことから始めてほしいんです。

 

食事も「極端に減らす」より「バランスよく食べる」方向へ。そこに運動が加わることで、ゆっくりでも確実に体は変わっていきます。

 

焦らなくて大丈夫です。体はちゃんと応えてくれます。