「最近、疲れが抜けないんですよね」
レッスン前のちょっとした会話でこれを聞いたとき、私はまず「どれくらい眠れてますか?」と聞くようにしています。
そこから話が広がって、「確かに最近ぐっすり眠れてないかも」という流れになることが、すごく多いんです。
■ 睡眠中に何が起きているか
眠っている間、体は休んでいるように見えて、実はめちゃくちゃ働いています。
特に重要なのが「成長ホルモン」の分泌。寝入ってから最初の深い眠り(ノンレム睡眠)のときに大量に出て、筋肉の修復・脂肪の分解・細胞の再生をまとめてやってくれます。
つまり「筋肉はジムで壊して、眠りながら育てる」が本当のメカニズムなんです。眠れていないと、せっかくのトレーニングが半分しか活かされていないことになります。
■ 睡眠不足は「太りやすさ」にも直結する
これ、あまり知られていないんですが大切な話です。
睡眠不足が続くと:
・食欲を増やすホルモン(グレリン)が増える
・満腹感を伝えるホルモン(レプチン)が減る
・脂肪を蓄えやすくするコルチゾールが増える
つまり「食欲が止まらない」「甘いものが欲しくなる」「お腹周りが気になる」——これ、睡眠不足のサインかもしれません。
■ 運動すると眠れるようになる——その理由
適度な運動は睡眠の質を上げることが、多くの研究でわかっています。
体温が運動で上がって、その後下がる過程が「眠気」を促す。セロトニンが日中増えることで、夜のメラトニン(睡眠ホルモン)がちゃんと出る。ストレスが解消されて、副交感神経が優位になって眠りやすくなる。
「レッスンの日はよく眠れます」と言ってくれるお客様が多くて、そのたびにうれしくなります。
■ 今夜から試してほしいこと
難しいことじゃなくていいです。
寝る1時間前にスマホを置く。ストレッチや深呼吸を少しだけする。毎日同じ時間に起きる(休日も)。
アロママッサージも、副交感神経を整えて眠りを深くするのにとても効果的です。動くこと・整えること・眠ること。この3つがそろったとき、体は一番速く変わっていきます。

