一級建築士の悩みごと -28ページ目

オストメイト

通称「バリアフリー新法」、いわゆる「ハートビル法」の特定建築物に設置義務のあるものに「オストメイト対応のトイレの設置」があります。

オストメイト (Ostomate) とは癌や事故などにより消化管や尿管が損なわれたため、腹部などに排泄のための開口部-ストーマ(人工肛門・人工膀胱)-を造設した人のことを言う。 単に人工肛門保有者・人工膀胱保有者とも呼ぶ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

特定建築物ではないものでも、多目的トイレや車椅子対応のインターフォンなどはよく見かけるようになりました。
しかし、オストメイトの対応まではなかなか進んでいません。

私も設計をしていて、車椅子対応や目の不自由な人などの対応は考えの付くところですが、身近な存在にストーマをつけた人がいないせいもあり、ピンときていませんでした。
しかし、最近、TV番組で困っている方が意外と多くおられることを知り、気に掛けるようになりました。

設計では、ひとつでも多くのケースを想定出来た方が、より使い易い建物になると思っています。
色々な気づきが、設計の巾を広くしていくような気がします。

指導事項

設計中の物件の事前協議に消防本部へ行ってきました。
消防計画の内容の確認と消防設備の考え方などの相談です。

基本的な避難経路や考え方に大きな相違はありませんでした。
しかし、法的に必要な消防設備と、消防として安全対策としての指導事項を混同しているような気がしました。

確かに消防署は、火災発生時などの緊急事態のことを考えて、安全性などを考慮して指導をされているのでしょう。
しかし、法的に根拠の無いものまで、当たり前のように設置してください。というのは止めて欲しいと思います。

建物のイニシャル・コスト、ランニング・コストはもちろん、安全性や耐久性などをトータルで考えて、設計を進めています。
法的に必要の無いものでも、費用対効果を考えた上で設置も検討します。

だから、指導という名の根拠の無い強制は止めてください。

支持地盤

現在、計画中の物件で、ボーリングデータを見ながら悩んでいます。
何を悩んでいるかというと支持地盤と耐力について。

計画予定の基礎底あたりに、支持出来る地耐力のある層があります。
しかし、厚さが3m強なんです。
この下は20mを超えるまで支持力が下がっていたり、ほとんど無い部分もあります。

これを支持層として考えるか、または摩擦杭で検討をするか・・・。
木造2階建ての住宅程度ならば、この層で持たせることが出来るでしょう。
しかし、計画中の建物は鉄骨造です。

法適合性と予算、そして安全性。
どれも捨てられないから、悩みます。

建築には、地質学も必要だな・・・。(汗)