こんばんは
すみません、昨日はちょっと一日中忙しくてこちらに来ることができませんでした、、
本日は前回の続き、学校での恋愛~異性に好意を持ってもらうには?その2~を書いていきたいと思います。今回がラストですのでお付き合いいただければなと思います。
さて、前回の復習ですが、異性に好意を持ってもらう方法を3つご紹介しました。1)外見、2)接触頻度、3)誤帰属です。今回はそこから一歩進んで「人間関係を進展させるには?」というものを紹介します。
一目惚れじゃないかぎり、全くの初対面の人をいきなり好きになったり、好きになられたりすることってないですよね。だんだん親密になるにつれて、友達としての好意が恋人としての好意に変わっていくというのが普通の恋愛ではないでしょうか。ってことで、人間関係をより進展させるには、つまり知り合った後、仲良くなるには?ということについて考えていきましょう。
(1)態度の類似性
これも最近はよく言われていることですが、実際の心理学実験でも証明されているそうです。つまり、自分と同じような言動を取る人間トのほうが、好意を持つことが多いとのことです。順番は逆ですが「趣味が同じカップル(夫婦)は上手くいく」と言いますよね。共通の趣味を持っていたり、同じアイドル、芸能人が好きだったり。そういう共通項
を見つけて、話が盛り上がれば異性は「この人は自分の意見に賛意を示してくれる人だ」と思ってくれるとのことです。
(2)他者からの評価
こちらの方が話としては面白いです。「他者」というのはこの場合、あなたでもあなたの好きな人でもなく、それ以外の人のことです。つまりあなたの友人だったりあなたの好きな人の友達だったりです。
ちょっとややこしいので、ここからはAくんがBさんに好意を持ってもらうということについて考えていきましょう。AくんはBさんに好意を持ってもらうためにBさんの友達Cさんに頼んで、Aくんの良い噂や話をしてもらおうと画策します。こう言うことってありますよね。この場合、心理学的には「落としてから上げる」方が「ただひたすら上げまくる」よりも効果的だということです。つまり「Aくんって✕✕なんだよー」と一旦軽くネガティブなことを言ってもらいます。その後、ちょっと時間が経ってから「Aくんって◯◯っていう良い所があるんだってー」と話すほうが、ただひたすらべた褒めを聞かされるよりもBさんにとってはAさんに対して好感度が高いのです。
確かに漫画とかでも「ヤンキーが野良猫の世話してた!」とか「映画でのジャイアンは凄いいいやつ!」とかありますよね。そう考えると漫画とかアニメの描写って結構心理学的には正しいこと言ってるんですねー。
みなさんも、友達と組んで戦略的に恋人づくりに行く場合は「軽く落としてから上げる」でいきましょう。注意ですが、最初にめちゃくちゃ悪評が立ってしまったら、挽回するのが大変になってしまうので、ここはあくまで「軽く」落とし、「大きく」上げるというのが重要です(笑)
ちなみにですが、心理学実験によると「上げてから落とす」の方が、「ただひたすら落とす」よりも好感度は下がるそうです。一度上げてから、その後悪評がたつと最初とのギャップで幻滅するのでしょう。
ということで、まとめです。「他者からの評価」で効率的に好感度を上げる方法は、
「落としてから上げる」>>「ひたすら上げる」
で、逆に好感度を下げるのは
「上げてから落とす」>>「ひたすら下げる」
とのことです。
少しでもご参考にしていただければと思います。
最後に前回、今回のブログの参考文献です。ちょっと古い本ですが出典を載せておきます。
鹿取廣人、杉本敏夫、鳥居修晃、『心理学』 第4版、2011、東京大学出版会