蓮舫行政刷新担当相は、日本が女性の社会進出を後押しするには、新たな法律を導入する必要があるとの考えを示した。

 蓮舫氏は「法律は変えなければならない。その前に男性や、ある程度の年齢以上の世代の意識を変えるべきだと思う」と述べた。7月の参院選後、同氏が活字メディアのインタビューに応じたのは本紙が初めて。同氏はこの選挙で、東京選挙区で過去最高の170万票を獲得し、菅直人内閣に最年少入閣を果たしている。
 同氏は、選択的夫婦別姓を支持するなど、女性や子どもの権利の主張で際立っている。一方、慎重な側面も持つ。たとえば、外国人に地方参政権を付与する案は支持していない。また、経済問題については見解を強く打ち出していない。

 評価を得たのは事業仕分けだ。官僚などに対してたたみかけるように鋭い質問をする姿で知られている。ただ、次世代スーパーコンピューター計画に関して、「2位じゃだめなんでしょうか」と発言し、日本が技術の最先端を行くべきだとするエンジニアや官僚を面食らわせたこともある。

 堅苦しい政界や民主党をかき回す蓮舫氏が、日本初の女性総理になる可能性を指摘する評論家も多い。一方、スタイルばかりで実体がないとの批判も聞かれる。

 政界では新参者だ。以前はモデルやテレビのキャスターをしていた。初当選は民主党から出馬した2004年7月の参院選。その後、多大な支持を確立した。
 日本には女性の企業幹部や政治家が極めて少ない。女性議員の割合は世界で92位。女性衆議院議員の割合はわずか11.3%だ(列国議会同盟=IPU調べ)。経済界では、状況はもっとひどい。経済誌の東洋経済によると、昨年、上場企業の上級幹部に女性が占める割合はわずか1.2%だった。

 同氏は、女性の「能力をいかしきれていないのがこの国の社会の問題だと思う」と語った。政治家は「託児所などの整備や、(いわゆる現物支給といわれている)育児支援を政治が後押しをしていく」必要があるという。

 首相については、「女性でも男性でも、能力のある人は総理になるべきだと思う」と述べたものの、自身は今のところなりたいとは思っていないとした。ただ、将来的な可能性については否定しなかった。

 蓮舫氏は日本の首相が「回転寿司のように変わっている」と述べ、強いリーダーが出るには「安定政権がまず必要だ」との考えを示した。その上で、「菅内閣 は続けるべきだと思うし、全員が一致団結してまとまるべきだ」と訴え、「アメリカのオバマ大統領のように引っ張っていくカリスマ性や強さなどに比べ、日本 の場合は調整や調和など、国と時代によってリーダー像は違うと思っている」と語った。民主党の安定政権という目標を目指す上で、自身の果たす役割は大きい としている。


 ツイッターやユーストリームのおかげで蓮舫氏に対する支持は高まっている。ツイッターのフォロワーは15万8000人を超える。

 こうしたニューメディアについて、同氏は日本の政界があまりにも鈍感だとの考えを示した。「ツイッターをやっている議員もまだ少ないし、ユーストリームを使って自分の街頭演説やメッセージを伝えている人も少ないと思う。それは非常にもったいない」という。
toriatamaさんのブログ