2010.8.4 09:06

百貨店の食品売り場に並んだ初物のサンマ=10日、東京・日本橋の三越日本橋本店 庶民の“秋の味覚”サンマが今年は不漁で高値になる心配が出てきた。水産庁が発表した2010年の北西太平洋サンマの推定資源量は221万トンで、昨年の351万トンから約4割もの減少になった。08、09年は豊漁だったが、今年は大幅に漁獲量が減少するとみられ、漁業関係者の間では、「異常気象の北半球の猛暑が影響しているのでは」との声も出ている。

 今年のサンマ漁は、7月に始まった「流し網漁」の漁獲量が減少。8月3日に北海道根室市の花咲港に初水揚げされた「棒受け網漁」の小型船の漁獲量も例年に比べ異常に少なかったという。今後、大型船の棒受け網漁も順次解禁されるが、当面、不漁が続く可能性が高い。

 漁獲量の減少で、東京・築地市場の卸値も、前年同期よりも4割程度の高値に上昇している。

 水産庁は、資源量が減少した原因について、「不明」としている。ただ、漁業関係者からは、「夏場の主な漁場となる北海道沖の表面水温が、猛暑の影響で上昇し、サンマが集まってこない」との指摘が出ている。サンマの成魚は水面近くを群れをつくって泳ぐため、「表面水温によって、これまでの回遊パターンが崩れている可能性がある」という。

 サンマは夏場はオホーツク海で回遊し、秋には産卵のため南下し、主な漁場は関東沖になる。

 
toriatamaさんのブログ