笑顔を忘れた男 | flat3 football club 監督日記

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街の片隅で細々と活動しているU-15のサッカークラブでした。

できるだけボールを蹴らずにサッカーが上達する方法をさがしていました。

今は「教えない指導」「教えない教育」の布教活動中です。

気の合う仲間と長話

彼は誰とでも "うまく" 付き合える「八方美人」タイプで、いつも僕に
『オマエももっとうまくやれよ。いつまでも子供みたいに "好き嫌い" で人と付き合ってちゃ伸びないぜ、オマエ自身がさぁ』
とアドバイスをくれる

僕が
「そんなに誰にでも笑顔を向けてちゃ、なんかウソ臭くならないの?笑顔が。」
と言っても

『大丈夫だよ!オレ、スマホに八方それぞれに向ける笑顔を撮って保存してるから!誰にどんな笑顔をしてるかバッチリ保存しってから!』
と軽々と言う

そんな彼が
『ちょっと悩みがあるんだ』
と暗い声で言う

「どうしたの?」と聞く僕に

『スマホが壊れちゃってさぁ、保存してあった写真が全部消えちゃったんだよ。でさぁ、誰にどんな笑顔をしてたのかわからなくなっちゃってさぁ、誰にも会えなくなっちゃったんだ!
やべぇよー、マジで!どんな笑顔してたか思い出せねぇよー!』
と言う

僕が
「じゃぁさぁ、八方美人をやめて大切な人を探せばいいんじゃない?」
と言うと

『誰が一番大切かもわからなくなったから悩んでるだよ!
おい、教えてくれよ!
誰が一番大切かって、どうやったらわかるんだ?教えてくれよ!』
と叫んでた。


この話はフィクションですが、「八方美人あるある」でもあります

"八方美人な生き方" をしている人は、どの方向にどの笑顔をしてるのか、しっかり保存しておきましょう。