僕はその廊下の先に用事があったので歩いて進むと、着替えをしていたサッカー部員たちが立ち上がって大きな声で『こんにちは』と挨拶をしてくれた。
僕の用事は3分ほどで終わり、またその廊下を引き返したら、着替えをしていたサッカー部員たちが立ち上がって大きな声で『こんにちは』と挨拶をした。
大きな声で挨拶をする事を「礼儀」だと教わっている残念な中学生たち。
本来の「礼儀」は、廊下の幅全部を使って着替えをしない事だし、3分前に挨拶をした同じ人に『こんにちは』とは言わない事だろう。

心のこもらない礼儀は、動物の演技と同じ。
やらないと叱られるから、やれば何かをもらえるから、そんな動機でやる事を「礼儀」だとは言わない。
座ったまま、着替えをしながらだって「気持ちのいい挨拶」は、ある。
相手の気持ちを良いように揺らすことが礼儀の基本の部分にあると思ってる。